長岡生コンクリート
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2016/08/31

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「いつの時代も実力を発揮する人」

「いつの時代も実力を発揮する人」

これまで縦の脈で埋もれていた多くのリソースの流動性が高まってきている。

階層構造が特徴である我が国の産業構造にあって、

この数年のIT革命がもたらしたことは、縦の脈で埋もれていた資産の、


「流動性の増加」


が特徴だと思う。

ヒト・モノ・カネ・情報

は、縦の脈でファイルされていた。

SNSや個人の情報発信の手段がなかったころはどうしても縦の脈で情報伝達が基本。

だから、輝こうと思っても評価の仕組みは限定的だったから、

行儀のよいあり方が求められてきた。


コンクリート産業もその一つだと思う。

11月18日は「土木の日」である。

GNN元気な生コンネットワークはたまたまこの日を第5回技術発表会としたが、

土木の日にちなんで、多くの団体が技術発表会を東京で予定している。

https://www.jsce.or.jp/committee/day/day.shtml

土木学会やコンクリート工学会でのビッグネームと言えば、

長瀧重義

の名前を多くの人が挙げるだろう。

流動性の少ない縦の脈で最高峰に位置する人は、

新しい時代においても、やはりとても柔軟性のある尊敬すべき方だった。

弱い人間ほど自分を高く見せようと難しい言葉を使って守ろうとするけれど、

頂点に君臨する長瀧先生はでたらめなすれすれの冗談にも屈託なく応じてくださる。

わけのわからないGNNの在り方に対しても常にポジティブな姿勢で接してくださる。


同氏が最高顧問を務める日本コンクリート技術が主催する、

技術交流会

(コンクリート製品と生コンの製造会社の交流会)

が本日開催された。

土木の日11.18開催予定の勉強会(Post 2020を占うパネルディスカッション)の準備会。

コンクリートの生産者が長瀧先生のもとに集い好き勝手な意見交換をした。

同じように、


・コンクリートを扱い

・箱から斜めの滑り台みたいなのが出ている設備を使って

・インフラ資材を供給する


まったく同じことを「生かそうじゃないか」だけの違いで営んでいるお互いが、

お互いのことをまったく理解していないことが分かった交流会となった。


高度分業体制で我が国の建設産業は発達してきた。

発注機関をピラミッドの頂点に頂き、上意下達で我が国のインフラは整備された。

距離的にとても近いにもかかわらず、水平方向にはまったく情報の脈は生まれず、

それぞれの産業の理屈が優先され成長してきた。

そして2020東京五輪という華々しさと裏腹に人口半減社会の入口に臨もうとしている。


トップランナーは常に真理を把握している。

パラダイムシフトに臨み、僕たち生コン業もこれまで信じてきたものを大きく捨てることになる。

これまでの常識がまるで通用しない時代になる。

真理や原則は時代の流行に左右されず、厳然として存在する。

高度経済成長でも経済停滞の時期でも同じように底流に流れている真理。

世界第2位の経済規模を誇った日本の底力がためされるこれからの時代。

そんな混沌を占うハプニング含みのパネルディスカッションになりそうだ。


そもそも、Post 2020なんて、誰も予測できない。

何が起きるかなんて誰にもわからない。

普遍の真理のみその行く末を予測できないだろう。

そんなPost 2020を占う本年11月18日のパネルディスカッション(GNN共催)なのだから、

多少のハプニングでは誰もおどろかないだろう。

前人未到のハプニングが起きてこそ、だれも予測できない、

Post 2020本来の建設業に備えることができるのだと思う。


現代コンクリート工学の大家、長瀧重義先生。

タイピングすると、自動変換で出てくる長瀧重義先生。

どんなぎりぎりな冗談でも屈託ない笑顔で笑い飛ばしていただける包容力。

泣いても笑っても2020以降のつるべ落としの経済低迷がやってくる。

今準備をすべきは、僕たち次世代を担うコンクリート従事者一人ひとりだ。


宮本充也

※GNN第5回技術発表会 今年は11月18日金曜日@建築会館(メイン会場)

1.(AM蔵前橋会場)「GNN×日本コンクリート技術」共催プログラム 土木・二次製品・生コンで創る「建設業の未来図」企画(プレゼン・PD他)

(テーマ)

・人材不足(省人化他)→建設作業員のクラウドを利用したシェアリングエコノミー

・集約化(合理化)

・IoT→先日経済産業省のIoTアワードにProbeシステムが採択されました。

・新事業→コンクリートメーカーの★診断業務サービス(ITを利用したプロモーション)

1.(AMメイン会場)GNNワークショップ活動報告「新しい生コン業の創造」

(PMメイン会場)
2.基調講演「未来の混和剤」
3.国交省回収骨材使用禁止に関するパブコメに関するパネルディスカッション ※行政・大学・リサイクル関連団体・GNN・その他
4.IoTと生コン「プローブシステム」経産省IoT百選採択(?)進捗 GNNマシナリージャパン
5.日本コンクリート技術との合同大懇親会「飲みながら熱き技術論を語れ」
6.GNN活動報告(4編の発表予定)→低炭素(東伸)・暑中コン(寝屋川)・超速攻(あづま)・生コン産廃リサイクル(※スーパーサイクロン)
7.サブ会場プレゼン(今後募集)

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士