長岡生コンクリート
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2017/07/08

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「オール日本みんな一緒なんてあるわけないっしょ」 JIS・生コン・アルカリ骨材・B判定

「オール日本みんな一緒なんてあるわけないっしょ」 JIS・生コン・アルカリ骨材・B判定

楽屋の風景(富山県あづまコンクリート工業)

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イケメン専務登場

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クイズ、「まさつぐはどっち?」

あづまのまさ2(弟)とのツーショット(墨田清太郎氏、左)

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今日もまさつとぶらり北陸透水の旅

あづまコンクリート工業

小口・小型に非常に強い業態。

GNN元気な生コンネットワークを通して長く親しくさせていただいている。

・努力

・誠実

・品質

(同社経営理念)


9年前に組合に復帰され、

なんと4年半前にはSB(プラントリニューアル)した。

域内に16工場操業していて13工場が組合員。

あづまコンクリート工業は中でも異彩を放っている。

詳しくは組合関係のこともあるので書かないが、

この地域の中でも無視できない存在。

そして、この地域、富山市、いわゆる県庁所在地。

でありながらも、生コン単価(積算資料)で、

14,500円

驚異的な価格を記録している。

生コン関係者ならお分かりの通り組合員会社3工場ありながら、

この価格を維持している秘訣は興味あるだろう。

「競争はしないけど、共生はする」

非常に含蓄のある言葉だと思って拝聴した。

調べてみようとは思うけれど、

政令指定都市の公示価格としてはもしかしたら日本一なのではないか。


北陸はとても特色のある地域。

「天井川」

という言葉があるそうだ。

2,000m級の山々がすぐそこにある地域。

伊豆に住んでいる僕からすると、

「ちょっと山のイメージが変わる」

そんな感じの地域となっている。

「天井川」

というのは、平地よりも川の底の方が高い、そんな河川のことを指すそうだ。

狭い半径に2,000m級の山、海(ホタルイカや蜃気楼)、街がひしめく土地。

さらには、アルカリ骨材反応Bしか採れない。

フライアッシュの利用も非常に進んでいて、

「B骨指定」

なる言葉もあるそうだ。

(※フライアッシュとB骨→地産地消の指定が仕様書に入っている)

そんな土地の生コン。

非常に興味深い。


目的は様々だけど、

僕はこうして全国の生コン工場を訪ねるのが大好き。

地域によって、

・組合

・商習慣

・気候

・文化

それぞれ全く違うので「これが正しい生コン工場」ってのはないと思う。

それぞれの地域の現実が正解なのだと思う。

話がそれてしまうけれど、

JIS A 5308

「オール日本みんな一緒なんてあるわけないっしょ」

そう思わないでもない。

空気量4.5%

北海道でも沖縄でも従わなきゃならないの?

普通に考えたらそんなことないと思う。


話を戻すけれど、

北陸の土地でたくましくB骨を標準化して圧倒的な存在感を示している、

あづまコンクリート工業

の生きざまを見ているとその思いをとても強くできる。


地産地消産業の最たる業態、生コン業。

新しい時代の新しい生コン業。

環境変化に柔軟に適応する生コン工場の在り方。

それを作るのもこうした交流(GNN元気な生コンネットワーク)の先にあるのだろう。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士