2020/06/03
【「鼻出し OK」「あご掛け NG」独自ルールの根拠は?】
「現場内ではマスクを着用」
時世の流れから、そんな通達を方々から受け取る。
さらに現場によっては、<独自ルール>が付加されたりもする。
「鼻出し OK」「あご掛け NG」「シールドでも可」などなど。
「ここでは、<保護メガネ>も着用してください」
同僚が赴いた、大手ゼネコンの建築現場。
「無ければお貸ししますよ」と、
手渡され着用を指示された、とのこと。
マスクにメガネ。着用しながらの、現場試験。
メガネが曇ることは必至。想像に難くない。
そんな状態を見かねて、監督からの救いの声。
「マスクは外してもいいですよ」とのこと...
(え、そっちなの?)
(メガネではなく、マスクの方?)
新型肺炎 COVID-19 の主な感染経路は、
「飛沫感染」と「接触感染」の2つ。
監督のその指示は、
果たして何が根拠だったのか?
粘膜に触れる可能性の高い、
<メガネ>を共有させる時点で、疑問符も付く...
現場で人に指示する立場の人には、
<正しい知識>の適用を徹底してほしい。
今さらながらも、
備忘録として<正しい知識>を共有。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症の名称)
・現時点で「空気感染」は認められていない。
・マスクは、<飛沫の防止><粘膜への接触防止>などには効果的。
・感染症対策の基本は、<手洗い>、などなど。
ちなみに、空気感染するウイルスは、
<はしか>や<水ぼうそう>、<結核>など。
もし空気感染するウイルスだったら、
この程度の感染拡大では済まないところ...
こういった情報は、
実はいろんな所に書いてある。
「え、コロナって、空気感染しないの?」
今さらながらのその発言。
違った意味でちょっとビックリ。
NR試験室 二見