「鉄板忘れたら焼きそば作れないじゃない！」

キャンプ場での、そんなひとコマ。

「なんだと⁉ 準備して積んだのは君の方じゃないか！」
なんて台詞を、会話の達人は返す言葉に選ばない。

そこは、ひと呼吸おいて、
「ハムもソーセージもあるんだし、串だって多めに持ってきたからさ、焼きそばは帰ってからでもいいんじゃないか」

正論で反論しても議論になるだけ。
お互い何も得られないことを体験的に知っている。

「えっ、代行試験で鉄板忘れ⁉」

軽トラの調子が悪く、出発直前に急遽、荷物を乗せ換えたのが原因。
出発してから「鉄板、積んでないよ～」と連絡をもらって気が付いた。

「エアもカンタブもやりますし、TP余分に持ってきたからさ、スランプは返ってからでいいですか？」
なんて論理、現場では通じない。

幸い、次の生コン車に積んで持ってきてもらえたので、事なきを得ました。
いくら急いでいたって、自分の装備は自分で確認しなきゃいけません！

海江田四郎もそんなことを言ってました。
気付いてくれた同僚に ありがとう！

NR試験室　二見