2019/09/07
【判定区分C、年に1回健康診断】
・通称「アダムスキー型未確認飛行物体」
アメリカのジョージ・アダムスキーが撮影に成功したというUFO(未確認飛行物体)
特徴的なその形状は、その後の目撃情報に大きく影響を及ぼすようになった。
・通称「アムスラー型万能試験機」
スイスのアムスラー社が戦前からその多くを製造。
油圧式材料試験機の先駆者であり、一般的にこれらが「アムスラー式」と呼ばれるようになった。
生コン試験室に必ずあるこの機械。通称「アムスラー」
この頃、試験の加圧中にブルブルブル~、と異音を発する時がある。
「オイルが減ってるねぇ」
「そのせいじゃないけど、振動する領域が、ある」
「原因不明だけど、とりあえずオイル補給で様子を見てみましょうか」
年に1回、この機械の更生に来てくれる検査員さん。
いつも同じ人が、いつも同じ時期に、いつも同じ格好でやって来る。
なぜ年に1回かというと、それがJISで規定されているから。
→JIS B7721「引張試験機・圧縮試験機―力計測系の更生方法及び検証方法」
「オイルはねぇ、たぶん普通の店では売ってない。220番くらい」
「店に置いてある機械油で一番濃いやつ、よりも粘性が高いんだよね」
「薄いのでも問題ないんだけど、冬とかにねぇ、ちょっと...」
さすが、専門家の助言は具体的だ。
指示通りのオイルを入手して、次の一年を乗り越えよう!
こういう専門家の人って、「通称」をあまり使わない。
使う時は大抵が、「素人よりもちょっとだけ知っている人」に対してのみ。
その使い分けは、どの業界でも同じなんだなぁ...
「アダムスキー型」といっただけで、どれだけの人に伝わるのでしょう?
NR試験室 二見