2018/10/21
「生Congratulations♡日工100周年記念セミナー」
生コンプラントの製造メーカーでもあるトンボマークでおなじみ日工100周年記念生コンセミナーはGNNが協力。基調講演には東京大学教授野口貴文氏をお招きし、生コンの「近」未来について100年の節目を迎える日工のみなさんとともに激論。
生Congratulations♡日工100周年記念セミナー
※100周年おめでとうございます。
近未来のコンクリートの製造・施工。
我が国のコンクリート工学をリードする東京大学野口教授。
ものづくりのラストワンマイルを握る僕たち生コン製造者。
◼️資源循環型コンクリートの製造
◼️未利用資源のコンクリート用材料としての利用
◼️ITを活用したコンクリートの製造・施工の品質管理
◼️3Dプリンターによるコンクリートの施工
いずれも、50年後とか100年後ではなく、
ここ数年。
長くても10年以内。
そんな「近」未来を語る。
明日とか、1週間後とか。
その繰り返しが100年を創る。
50年後には石灰が枯渇する。
それは、生コン産業の終焉を意味する。
僕たち産業は地球の資源を削る終わりのある産業。
不可逆的な成長を続ける。
成長なのか、後退なのか。
地球という有限の資源を削りながら、
土台を壊しながら繁栄を創造している。
50年後のことは50年後のやつらに考えてもらえばいい。
その態度をこれからも続けるのか?
「近」未来のことを真剣に考える。
そんな貴重な機会を野口先生には与えていただいた。
3Dプリンタで出遅れた日本の生コン産業
※吐出積層型で建築される建物の様子(https://3dnews.3day-printer.com/archives/1710から引用)
日本の生コン産業の未来に危機感を募らせる野口先生の公演。
無感動にただ生活の糧としての生コンを作り続ける生コン産業。
そのうちそんな産業は、
コンクリートから人へ
よろしく終焉を迎えてしまうことだろう。
先生の想いに答えるのは、
ものづくりのラストワンマイルを握る僕たち生コン人。
時代は変わった。
思いさえあれば、いつでも行動できる。
長野県と静岡県の生コン工場が本気で交流できる。
コンクリート工学のリーダーと、
生コン実務者が本気で向き合える。
そんな時代になった。
僕たちが想像する生コンの未来。
それはつながることで実際の形をなす。
想像が創造となる。
50年後に石灰がなくなる。
ポルトランドセメントがなくなる。
イノベーションは誰かが起こすものじゃない。
僕たち一人一人に責任と権利がある。
100周年を迎えた日工記念イベント。
100年後に責任を持つのは今を生きる僕たちだ。
生コンでいいこと。
宮本充也