2020/03/02
【生コン×COVID-19・スペイン風邪】
世界中の多くの地域で感染が確認されている新型肺炎[COVID-19]
さて、生コン従事者には、何ができるのか?
静岡県での現段階では、これ。
「正しい情報収集」に尽きる。(現在、県内で確認されている感染者は1人)
ただ、「正しい情報収集」にも注意を要する。
例えば、同様なインフルエンザ・パンデミックの「スペイン風邪」
これ実は、スペインで発生したものではない。
発生・流行したのは、1918~1919年ころ。
当時は、第一次世界大戦中(1914~1918)
各交戦国は、自国の兵士が謎のインフルエンザで倒れていく状況を見た。
しかし、そんな疫病が流行っているという情報が漏れると相手国に有利。
そんな背景からか、感染者がいても、各国は徹底的に隠ぺいしたという。
イギリス・フランス・ドイツ
オーストリア・ロシア、などなど。
当時、スペインは中立国だったこともあり、
「とんでもないインフルエンザが流行って大変だ」と情報を開示。
そこから、「スペイン風邪」と命名される経緯となる。
第一次世界大戦の終結に大きな影響を与えたのも、この「スペイン風邪」だった。
ー参考文献『いま生きる階級論』佐藤優 新潮社
今も昔も、皆、自己のご都合主義なのは変わらない...
また現在、各国の情報開示の仕方にも疑問が残る。
感染者数の推移が、テレビなどで発表されてはいるものの、
恐らくその統計の基準は、統一されていないのではないか。
・検査対象数
・検査実施数
・担当者の倫理観 etc.
これらの要素がちょっと変わるだけで、数値はいくらでも操作できる。
JISで規定されている、ロット数、サンプル数、適用除外などとはわけが違う...
何はともあれ、現在、静岡県でできることは、
「正しい情報収集」に基づいた行動のみ。それを心掛けたい。
NR試験室 二見