2020/03/14
【生コン×COVID-19・成長曲線】
「COVID-19」日本国内の感染者数の推移はどうなっている?
NHKが特設サイトを設置し、日々の動きと共にまとめられていて分かりやすい。
詳しくはこちら→https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/
日ごとに伸び続けるその数値。この推移を表すグラフは、
まるで成長株のベンチャー企業がはじき出す、売上げグラフのようだ。
とはいえ、この成長がいつまでも伸び続けることはない。
それは、ウイルスもベンチャーも同じこと。(それを望もうが望むまいが)
ある一定の領域になると、グラフの成長率は低下してきて、いずれ留まる。
(生物の個体数増加を表すのに使われる「ロジスティック曲線」より)
この、成長率の変化時に求められる行動は、「現状の把握」と「適切な対処」
ウイルス対策でいえば「正しい知識の普及による予防の徹底」に尽きる。
(ベンチャー企業でいえば、加速度的に売上げが伸びている段階で、
「次の一手」の開発など、新規事業への投資、といったところか...?)
さて、コンクリート構造物も供用された瞬間から、その劣化は始まる。
中性化・アルカリシリカ反応・凍害など、その要因は実に様々である。
ここで、「コンクリート診断士」がよく使用する、塩害環境下での劣化モデルをご紹介。
「潜伏期・進展期・加速器・劣化期」と進展する劣化は、どこか見覚えがあるグラフである。
この場合も、理想とされる行動は、「現状の把握」と「適切な対処」
劣化要因を調査し、その原因を遮断することで、構造物を長持ちさせる。
この世の中、大抵の危機に対する対処法は、「現在地点の確認」と「正しい行動」に尽きる。
仕事もウイルスもコンクリートも、だいたい同じ。シンプルに片付けて次に進もう。
NR試験室 二見