2016/01/24
「自分で解決」GNNワークショップ
赤ちゃんやお年寄りは別ですが、社会人は主体性を求めらます。
成人を迎えれば、自分で責任を取る。
自分で責任を取るということは、自分で決めるということ。
他人がああいったから、こうしました。
では、本来の自立とは言えないでしょう。
それは責任を他人に押し付けている依存だと思います。
生コン業は経済産業省の指導のもと運営されています。
1949年に生コン業が誕生し、以来日本の経済発展を支えてきました。
さまざまな問題に対応するための規格としてJISが都度改定され、現実に即した生コン業ものづくりがこれまでされてきました。
もう、日本はだめだろう。
そうゆう意見をごく稀に聞くことがあります。
それを裏付けるようなデータを見せてそうゆう人がいます。
生コン業の視点からも、ネガティブなデータは多くあります。
1億3千万人の人口が8000万人規模に減少していく。
その下り坂は2020以降急峻になるだろうと考えられています。
その負荷に耐えられなくなって諦めてしまうことは確かにあるかもしれません。
もっとも力を入れて対策しなければならないのは国家でしょう。
これまでの成長モデルを抜本的に見直さないとならない。
そして、生コンは人口1人あたりに1年間1立方メートル消費されています。
もろに影響を受ける産業の最たるものだと思います。
これまでのあり方を抜本的に見直さなければならない。
ものの見方、考え方をもしかしたら180度変えなくてはならない。
世界で一番早く人口減少している先進国。
これは、もしかしたら強みかもしれません。
そのフィールドで、まったく新しい視点で、新しい仕組みを構築すれば、これは世界1を意味します。
生コン業が本当に自立して、手を取り合い連携をする。
新しい価値を自分たちで創造する。
石川県金沢市にある金沢生コンさんで行われたワークショップに8工場が参加し、お互いの課題を理解する議論をしました。
私たちは生コン工場。
ものづくり、生コン作りに集中したい。
そのための手段を協力して調達したい。
とかく、GNN元気な生コンネットワークは、新製品・新商材・新事業が注目されがちです。
ただし、昨日再認識したことは、そんな新製品やらなにやらは、たんなる手段であって、活動の枝葉なんだって、そんな単純なことでした。
私たちが連携して作り上げているこの価値は絶対に世界一です。
国家や大資本への依存ではなく、主体的に素晴らしい価値を作り上げて、素晴らしい日本の生コン業はすぐそこまできています。
宮本充也