長岡生コンクリート
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2018/03/25

「心を込めているか|GNN高野山合宿」

「心を込めているか|GNN高野山合宿」

心を込めて物を作っているだろうか。


高野山2日目。

四国は生コン小町❤️の直後のGNN洗脳企画。

「空海に学ぶ土木の途」

甘いスイーツの後の渋くて苦いお茶的な企画。

女人禁制の霊山に文字通り男だけで入山。


空海聖人は遣唐使として中国に渡り、

当時の最先端の土木工学を始め科学を日本に持ち帰り広めた。

鳥取大学名誉教授西林新蔵先生の講義とその後の飲み会。

ざぶざぶと脳みそを洗い流す。

心地いい。

朝は一の橋から奥の院までをラン。

龍泉院(宿坊)からの往復6kmの行程。

見渡す限り、寺、寺、寺。

朝のお勤めが6時からということで、

5時に走り始めシャワーを浴びてからの読経タイム。

およそ45分ほど朝のお勤めに参加し、

精進料理を美味しくいただく。


人が見ている時も見ていない時も心を込めて真剣に


井上さんという高僧のお話をありがたく伺った。

要約すれば、

大好きな大切な人のためには人は心を込めて奉仕をするもの。それはその人に喜んでもらいたいから。広義で考えれば社会とは自らも含む人の集積であり、因果応報自分が奉仕をしたことはそのまま自分に返ってくる。だから、人が見ているときでも見ていない時も、大好きな大切な人(≒自分)のために心を込めて仕事をしよう

そんな感じだった。


オートメーション化が進み生コンは実際に手を汚して作るものではない。

ただ、水の次に流通する、

社会インフラをもろに支える大切な資材。

井上さんのお話はものづくりや実際に社会に向き合うビジネスマンとしての大切なことが含まれているように思えた。


なかなか経験できない。

山奥での2日間の合宿。

げ、高野山、まじ?

な感じで恐る恐る入山したGNN洗脳合宿。

残念なことに悟りを開くことはできなかったけれど、

大切な仲間たちと、

そして西林先生を始め僕よりも半世紀ほど早く御生れになられた先生たちと過ごす2日間。

普通に暮らしていたら経験できないとても大きな財産になりつつある。


当たり前のことだが、

今普通に暮らして、普通に歩いて、普通に車に乗って。

全てを支えている基礎に生コンクリートが使われていて、

それには必ずそれができるまでに携わるひとたちの想いがあって、

平穏に暮らせているのは、

誰かを思うひとのものづくりがあったから。

そしてぼくたち生コンに従事するひとたちも、

今とそして将来にわたって続くはずの平穏な幸福を。

知らず知らずのうちに支えているということになる。


心を込めているか。

業務になると途端に忘れてしまう大切なこと。

僕たちの仕事は誰かの当たり前を支えている。

知られず、気づかれず、支えている。

そう定義するととても誇らしい。

山奥の不便な場所で普段と違った経験をすると、

何か大切なことがふっと胸に去来する。

明日からの仕事も、

誰かのために、誰か大切な人のために、

大切な生コンクリートを作ってお届けしよう。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士