長岡生コンクリート
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2020/02/22

【Google、AIにはない答え・生コン変数】

【Google、AIにはない答え・生コン変数】

「どの経路で行きます?やっぱ亀石(峠)ですかね?」
伊東での現場代行試験。先行するためドライバーさんへルートを訪ねる。

「いや、冷川で行くよ」「えっ、冷川ですか」
「じゃあ、インターのつき当たりを左ですか?」

「そこは右。その先を曲がるとトンネルがあるから、そこを抜けていく」
ナビが出すルートとは異なる選択、Googleでは最短距離が選ばれることが多い。

ついつい、ビッグデータの最適解に流されてしまう哀しい性。
一方、生コンのドライバーは、そこを盲信しない。

なぜなら、積み荷が「生コン」だから。
しかも今回は、より液体に近い「流動化処理土」を積んでの峠超え。

IMG_9494.jpg

峠というものは、大抵クネクネしている。
アップダウンも数多く、液状の運搬経路としては避けたいところ。

その点、トンネルというものは素晴らしい!
険しい山道を回避する目的で、大抵は最短距離をぶち抜く。

自転車で西日本を走った時、それを痛感した。
トンネル毎に、掘ってくれた先人に感謝を捧げた。

tunnel_ito.jpg


さて、生コン車のドライバーは、さすが運転のプロ。
積み荷の状態をしっかりと把握したルートを、的確に選んでくれる。

「亀石経由の方が、距離は近いですよね?」問い返してみると、
「距離はね。でもほら、この時期あっちは河津桜で渋滞もするからさ」

さすが地元を長く走っていて、周辺環境も熟知している。
観光シーズンの道路状況だって、しっかりとインプット済み。

Google、AIにはまだまだ負けない人の知恵!
ビッグデータからは得られない、生の一次情報にリーチできた。

NR試験室 二見

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士