2020/01/31
「生コンJIS工場3年に1度のビッグイベント!」サーベイランス
昨日長岡さくら工場では3年に1度のビッグイベントに沸いていた。サーベイランスは「維持・運用、効力を有しているか」(認証維持工場審査)、「抜き取り品がJIS規格に適合しているか」(認証維持製品検査)の両建てで1日がかりで行われる(池上さん報告)。
指摘事項無しで終了しました!
メッセンジャーグループでの池上さんからの報告。
写真は現場における認証維持製品検査の様子。
試験室における舗装コンクリートの製品検査。
見事適合。
取締役(宮本)のサイン記入。
なんと今回の監査をご担当されたのは元宇部三菱セメントの古谷さん。
休憩の時間に仕事以外のよもやまばなしにも花が咲く。
お元気そうで嬉しかったです!!
JIS生コン工場のサーベイランスとは
https://www.jqa.jp/service_list/jis_a/file/tebiki_08_7.pdf
3年に1度のビッグイベント。
品質管理担当者一同に緊張が走る。
「おまえんとこの工場はちゃんとJISに適合する運用がなされその製品は規格に適合しとんのかい?」
を1日がかりで詰められる。
受験みたいなもんだ。
誰しも受験やテストは好きにはなれない。
「その日お腹くだしててプライベートでも問題山積み」
とか関係ない。
0か100か。
JIS工場か否か。
その判断がそのたった1日に下される。
生コン業界はちゃんとした生コンを供給しています
産業として問題山積みであってもやることはきちっとやっている。
今回のサーベイランスの他に各地域で組織されているコンクリート工業組合が自発的に運用している品質管理監査(マル適マーク)で基準以上の運用を定期的にチェックされたりもしている。
経産省や第三者機関のランダムに立ち入り検査もある。
1999年の福岡トンネルコンクリート塊落下事故を契機にコンクリートの安全性への注目が高まった。
「生コン屋はいい加減なものを作ってんじゃないの?」
その後、加水(現場で生コンに注水すること)が問題視された。
JIS抹消という事件もあった。
そのことで工場経営そのものが立ち行かなくなる事態にまで発展したこともある。
そうした背景を受けて産業は自主的に信頼される製品の供給システムを整備してきた。
特に、生コンは半製品。
出来合いのもので形が決まったものではない。
不定形であらゆる環境変数に影響される。
だからこそ、製品そのもの(性能規定)ももちろんだが、プロセス(製品ができるまでの標準)の質が特に問われる。
全国の生コン工場は常にそんな厳しいハードルを乗り越えて当たり前の生コンを出荷している。
「指摘事項無しで終了しました!」
宮本充也