2016/11/21
「職業としての生コン」生コンで働く
生コン屋さんってどんな仕事?どんな働き方ができる?
働き方改革が叫ばれている今、どんな取り組みをしているのだろう。
「生コンでいいこと」いろいろあるかも?
ライフワークバランスって言葉を最近よく耳にする。
一般に生コン 屋ってどんなイメージだろう?
自分たちは生コン従事者だからよく知っているけど、
その視点は情報発信や価値の発信などでは落とし穴となる。
「知られているつもりになっている」
ばかりに、本来の価値が伝わらず機会損失を生む。
若者が入りたくなるイメージはやっぱり情報発信するほかない。
例えば、僕のイメージだけど、
・アパレル
・ファッション
・IT
・飲食
って、なんかキラキラしているイメージがあって、
実際に若い人結構多い。
でも、経営者の方などに伺うとけしていい条件というよりは、
むしろ全然生コン 屋の方がよかったりする。
だから、僕たち生コン産業も、未来を語るのであれば少しずつ情報発信すべき。
さて、生コン 屋という仕事。
実はけっこう楽だ。
朝が弱いとちょっと辛いと思うけど、
生コン 屋の仕事は午前中を好むため基本残業がない。
当社の始業は7時半で16:30には帰れる。
(ドライバーさんの場合、仕事がなければもっと早く帰れたりする)
だから、1日が2回あるかんじで、趣味に半日回したりもできる。
伊豆だと周囲は山・川・海だらけなので、アウトドア系の趣味に事欠かない。
非常に優雅なライフワークバランスをとっている人が実際に多い。
そして、給料。
飲食とかの話を聞くと驚くが、回りに比べると生コン 屋はやや高めだと思う。
早く帰って趣味もできるのに給料悪くないって実はけっこうすごいこと。
そして、仕事内容もそんなにつらいことはない。
以前僕の職業を「生コン屋です」と自己紹介した時に、
「え?その割りに線が細いですね」
なんて言われたことがあるくらいだから、世間一般の生コン業のイメージは、
めっちゃ重たいものをぶんまわしている
と思われているのかもしれないが、
実は工程の大半はコンピュータと機械で全自動のため、
力仕事はほぼほぼ0
実際女性が働きやすい仕事としてもレベルが他界のではないか。
当社にも10人近い女性が従事している。
(写真は岡山県の白石建設さんは実に女性が多い職場)
あと、これは人によると思うけど、遠くまで出張ってのがほとんどない。
生コンはその需要がご当地に限られているため、
遠くまで何泊も出張するなどがない。
介護や子育てがこれから大変な時代を迎えるため、
そうした事情にはとても優しい業種なのではないか?
さらに、最近ではGNN元気な生コンネットワークがあるので、
「やる気さえあれば世界を相手に仕事ができる」
ってのも、面白いんじゃないか?
やっぱ、楽とか条件だけじゃなくて、遣り甲斐だって重要だろう。
(今日たまたま来日しているGiorgioさんはイタリアからのゲスト)
まあ、そんな感じで、諺にも「住めば都」なんてのもあるし、
生コン 屋はやってみると実は辛くないし3kとかじゃないし。
確かに派手ではない。
これはそもそも生コンの色が灰色であることに起因するのかもしれないが、
だったら、ピンク色で出社すりゃ解決だ。
生コンに従事する人間としてできるだけ多くの素晴らしい個人に、
適正に生コンが伝わって、一人でも多くの人に興味や関心を持ってもらいたい。
そのためには、個人や個社としての活動には限界があるだろうから、
これからより大きな業界団体として、そしてITを適切に活用して、
素晴らしい生コン業の発信に努めていくつもりだ。
共に、働こう!
Enjoy RMC!!(Ready Mixed Concrete→生コン)
宮本充也