2016/12/04
「防災と生コン」
今日は僕の住む地域で防災訓練があった。
3.11や熊本大震災以降地震への関心が高まっていて、
僕も個人的に東大名誉教授の村井氏が注意を呼びかけている、
で、本年12月から来年1月にかけて、
「南関東~静岡に大地震の恐れあり」
を真に受けて、超ビビっているところである。
この手の調査手法は信ぴょう性が云々というよりも、
有事の際にきちんと復旧できるよう備えておくことが大切。
さて、防災。
実は、あまり知られていないことだけれど、
「生コン、防災、役に立ちます」
これだけは覚えておいてほしい。
地域で震災などにあった場合には生コン工場役に立ちます。
まず、
・生コン車は大量の水を用意に運ぶことができる
地震時に「断水」ってよく報道されたりしているけれど、
生コン工場にはこうした車が複数台配置されているため、
万が一の時には生コン車で「生きるための」水、届けられます。
生コン屋は怖い人ばかりじゃないからもし身近にいたら尋ねてみたらいい。
そして、
・生コン工場の敷地が広い
ため、避難場所として活用できる。
有事の際にはもちろん操業ストップしてしまうだろうから、
行政の指導の元避難所の確保が行されると思うけれど、
ぜひ行政職員各位においては地元生コン工場の存在を思い出してほしい。
また、当社は地元建設会社土屋建設さんの指導を仰いで、
地元伊豆の国市との災害防止協定を締結すべく働きかけているところ。
・連絡体系として利用可能
また、生コン車はたいてい無線機を搭載している。
地震の直後情報インフラは麻痺してしまうことが懸念されるが、
生コン車は「移動」できかつ「連絡手段」としても有用になる。
そして、生コン業はなんといっても、
・地場産業(地縛産業)
1時間半以内のエリアに生コンを納めることを生業としているので、
もちろんそこに務めている人たちはみんな地元の人。
どこかの地域から出店してきた大企業とちがって、
地域社会と運命共同体。
だから、信頼できる存在として、日ごろから意識してもらいたいなと思っている。
そのほかにも、
防災のための技術はここでは詳しく説明しないけれど、
生コン技術が取り扱うテーマの大きな一つとなっている。
インフラ復旧やもちろん防災という文脈でも、
僕たち生コン工場は人知れず役に立っている。
(福岡の陥没みたいなこと、地震が起きればもちろん発生するしね)
そんなわけで、
人が住んでいる地域には必ずある「生コン業」を今一度意識してもらえるよう、
日ごろの情報発信を怠らずやっていきたい。
もしもの時に一番頼りになるのは、
どこか遠くの気の合う人とかじゃなく、
地元にいる地元を愛する人たちだから。
宮本充也