長岡生コンクリート
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2016/12/13

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「練って運ぶ」 現場・現実・現物

「練って運ぶ」 現場・現実・現物

数年来参加している経営塾。

安本隆晴先生の未来経営塾

大学卒業後すぐに実家の生コン工場に入職したため、

いわば、「他所の飯を食べる」経験をしたことがない僕は、

体系的に「経営」を学ぶ機会を得ることができず、

5年以上ただがむしゃらに経営と格闘していた。


併行していくつかの経営セミナーらしき会に参加するも、

それらはまるで、「○○すると、成功します」と即物的な教えである一方、

安本先生の教えは、「筋トレすると筋肉がつきます」みたいな、

非常に当たり前で大切なことをこれまでの経験に照らし合わせて学ぶ。

つまり、経営に近道はなく、また成功はきちんと努力した向こう側にある。

だから、他所の華やかなキラキラ感はないしとても地味だけど、

そこには本気で経営に向き合ってもがき苦しんでいる仲間の姿と、

結局は人として成長する以外に経営者としての成長はない、

そんなことが未来経営塾には詰まっている。


生コン業はしょせん「練って運ぶ」仕事。

それ以上でもそれ以下でもない。

洋品店における「売り場」や飲食店における「ホール」に当たる場所が、

生コンを「練って運ぶ」場。

僕たち経営者が様々な機会を通して学ぶのは、

この、

練って運ぶを素晴らしいものにすること。

とかく僕たちは、「一攫千金の営業」や「魔法のような技術」を指向してしまいがちだが、

もちろんそうしたことはあるのかもしれないけれど、

現場を大切にして現実や現物と向き合う努力を続けている組織にこそ、

そうした素晴らしい機会が訪れるのであって、

口を開けて待ってたら突然幸運が降ってくるなんてことはあり得ない。

だから、安本先生は常に口酸っぱく、

「現場」「現実」「現物」

を大切にすることを説いているし、

「日々の業務改善」

を最も大切にすべきだと僕たちに教える。


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(週に1回開催している全体朝礼に集まる様子。寒い)


経営者や営業マンがぺらぺらと理念を語ったりへつらったりしても、

所詮評価を受けるのは、現場。

そこでは二枚舌や嘘は通用せず、ただただ現実の実力が示され、

それがお客様のひいては社会の厳しい評価の対象となる。

人間と同じで組織の人格や実力はそれまで蓄積してきた努力の総和でしかなく、

近道で取り繕うことはできない。


僕は会社という場に集まるすべての人やかかわるすべての人に、

少しでもいい気分(明るく楽しく)なってもらうことが継続のカギだと思っている、

だからこそ、楽しくもない仕事に自分を欺いて無理をしたり、

「意味ないなこの仕事」と思いながら仕事をしてほしくない。

それぞれの役割や持ち場を全うするのに、僕もそうだけどみんな忙しい。

だから、じっくり想いを伝えあう時間も限られているけれど、

こうした想いを持っていることができるだけ伝わるように努力していきたい。


水の次に流通する材料、生コン。

練って運ぶ

ことで、社会貢献をしていることは事実なのだから、

それに携わる僕たち自身ができるだけ明るく楽しく仕事をして、

それが地域社会に伝播していくような、明るい事業所でありたい後思う。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士