2017/01/17
「コンビニ人間」 生コン・覚悟・専門性
人間とは難しいものだ。
感情を持っているし、嘘もつく。
面従腹背なんてことだってある。
家庭で起きたイライラを会社に持ち込むことだってあろう。
あたりちらしたり、意味もなくさぼったり、
あるいは気が向いたときにはとても仕事をする。
会社はこうした感情の生き物が複数名集まって運営される。
指揮命令というのはその通りにならないくらいの心づもりが大切。
その通りにならないからといってイライラしたり叱責しても何も生まない。
だから、できるだけ理想の形になるように経営者や上司、
会社の仕組みや規程・ルールの類を変えていくしかない。
特に現代のように豊かな社会では、
「恐怖を前提に置いた組織運営」
はきっと破たんするだろう。
僕も含めて現代人は、
「飯をたべるために仕事する」
なんて意識は希薄だろう。
ダイエットがうまくいかなくて太り続ける時代なのだ。
そんな意味合いで現代の組織運営は実に複雑で混乱に満ちていると思う。
という小説が昨年話題になったらしく、
僕は遅まきながら昨日読むことができた。
コンビニでの組織運営に関する面白い描写が素晴らしいと思った。
もう、多様化しすぎた価値観の個人の集団をオペレーションするのは単純ではない。
こうした前提がとても重要だと感じる。
さて、僕は仕事が大好きだ。
夢を持って、仕事に向き合っている。
一度の人生仕事を通して理想を実現したい。
そのように思っている。
そして、これはいいこととか悪い、という問題ではないと思っている。
と同時に、
一般にはこんなことを考えて仕事をしている人はごく少数ということも理解している。
大前提としては、
99.9....%の人たちは、
「仕事はぼちぼちでいい」
と思っている。
「早く家に帰りたい」
「らくしていい給料もらいたい」
だろう。
それが、現実。
この現実を認識せずに、理想のタガにはめてしまうのは、
「経営者としても営業マンとしても失格」
と最近考えている。
夢の押し売りはだめだと。
ただし、組織は専門的ノウハウが蓄積されていく容器のようなもの。
なぜ、長岡生コンが社会に存在しているのか。
それは、必要とされているからだと思う。
なぜ、必要とされているのかは、
「専門的知識によって生み出される財が価値があるから」
だから、顧客(社会)は当社から財を買い、存在することを許している。
そして、組織はそうあるために、日々研鑽し、更に必要とされる、
つまり、専門的知識、を蓄積し高めていく必要がある。
でなければ、会社が必要とされなくなり、
引いては個人(勤め人)が不要となるわけだから、
「ぼちぼちもできなくなる」
ということになっちゃう。
だから経営層は葉っぱをかける。
「ああしましょう、こうしましょう、そうしたら素晴らしくなる!」
と。
経営者は夢を見る。
「みんなのためなんだから、きっと理解してついてきてくれる」
と。
そして、冒頭にも書いたように、組織とは感情の生き物の集団。
そうやすやすということをきかない。
面従腹背。
できるだけ上手に立ち回ってやろう。
覚悟を確認するとてもいい手段がある。
「資格試験(専門分野に関する)に合格してください」
という指示。
これは、面従腹背がなりたたない。
上手にやられちゃうこともない。
単純に、
「一日30分3か月きちんと学習をする覚悟があるかないかだけ」
と言える。
だから、気持ちのいい返事をしてその場をごまかすこともできない。
合格または不合格しかないのだから。
逃げることはできない。
現実のみそこにはある。
当社長岡生コンではこうした文脈から資格取得を励行している。
取得費用はもちろん、生き返りの交通費だって弾んである。
さらには、取得できれば、1~2万円/月の手当てもつく。
そして、当たり前のことだが、
合格する人か、不合格する人しかいない。
つまり、
覚悟を決められた人か、そうではない人。
がわかる。
僕たち長岡生コンはそうした「覚悟を決めた専門家」の組織です。
・コンクリート技士
・コンクリート主任技士
・コンクリート診断士
を始め、関連する取得を持ったプロの集団です。
コンビニのように必要とされる組織であり続けるために。
僕たちはこれからも自らに覚悟の確認をしていきます。
そして、
宮本、
本日、「1級土木施工管理技士試験」に合格いたしました!!!!
超うれしい!
めっちゃうれしい!!!
(ただただ自慢したかったってのもある)
覚悟もそうだけど、この喜び、とてもたまらないですね。
頑張った後にはいいことある世界ってなんて素晴らしいのでしょうか(笑)
宮本充也