2017/01/28
「俺がいなけりゃ回らねえよ」 生コン・標準化・業態
楽して金儲けしたい。
言葉悪いけど、みんなこれはめざしていると思う。
無駄を省くことが成長につながるのだから、
表現の仕方は別としても、
省力化して生産性を向上させる
ということは誰しも目指すあり方。
今日のGNNワークショップでは、
標準化
をとことん議論している。
「難しそうな顔をして仕事をしているふりをする」
マネジメントの要諦は人に動いてもらって最大の生産性を上げること
だけど現実的にいえば感情を持った生き物→人間は、
コンピュータのスクリプトのように精緻に動かない。
なかには不満もあって、
会社として目指すベクトルに納得せず、
「楽して金儲けしたい」
会社の方向性とかどうでもいいし、
5時まで働いてやるんだから対価寄越せって。
経営者は万能ではないからすべてを知悉することはできない。
組織である以上専門性を持った誰か人にお願いをして仕事をやってもらう必要がある。
そのお願いする人が根本から、
「難しそうな顔をして仕事をしているふりをする」
人だったとしてその専門分野に関する知識に明るくなかったとしたら、
これは組織として不幸な結果となる。
生コン工場は小規模で、
業態としてなかなか多くの人を雇い入れることができない。
長く務めていればいるほどその人に頼りがちとなる。
つまり、属人的、な経営体質となる。
「どうせ俺がいなけりゃ回らねえよ、こんな会社」
である。
事実、口には出さないがそのくらいのことを想っている人はいる。
「どうせ俺がいなけりゃ回らねえよ、こんな会社」
と、
「難しそうな顔をして仕事をしているふりをする」
がセットで襲ってきたら中小企業の生コン業はたまらない。
この負のスパイラルが続くと結果として組織は生産性を落とし、
ひどい場合は組織自体が潰えてしまって、
俺がいなけりゃ回らない会社もなくなっちゃうし、
難しそうな顔をして仕事をしているふりをする場所も、
全部なくなっちゃう。
組織も個人もUnhappyな結果となる。
GNNワークショップでたびたび議論になるテーマとして、
標準化
作業標準
があって、全国各地の生コン工場がせっかく集まっているのだから、
生コン業の業務プロセス底流に流れている本質のようなもの、
それを議論して形にする。
無駄を排除した、属人的ではない、生コン業の在り方。
結果的にそうなれば、
余計な業務が省かれ、
事業創造とか、
「難しそうな顔をして仕事をしているふりをする」
してる人も本当はやりたいテーマに対して、
組織の時間(リソース)を割くことができる。
組織も個人もどちらもHappyとなる。
GNNが目指しているのは新商材とか新事業と思われがちだけど、
生コン従事者が輝ける業界・業態にする
その手段として新事業や新製品があるし共同購買もあるし、
そして、作業標準も実に重要なテーマとなる。