2017/02/25
「流動体について」 試験室・共有・連携
元祖渋谷系である。
90年代ポップである。
オザケン先生が19年の沈黙を破りニューシングル、
「流動体について」
をリリースした。
これまで、シン・ゴジラやら、君の名はやら、
その時期熱いワードをブログのタイトルに利用して、
PVを狙ってきたが、そもそもそれらホットワードと、
生コンをつなげるのは大変だった。
だが、どうだ?
オザケン、やるな。
「流動体について」
は、まんま、
「生コンについて」
と言い換えることができる。
最近リリースされ、チャート4位という記録も出ているそうなので、
こりゃあ、使わせていただこう、
「流動性について」
さて、生コンブログであるため、
そろそろ「流動性について」語っていきたいと思う。
昨日もそうだったが、今日も。
生コンに関するワークショップ、
GNNワークショップが開催されている。
今日のお題は、
「試験室」
金沢生コン野村さんをリーダーに、
主に試験練りをテーマとした試験室に関する工夫や経験を議論した。
ハンドスコップは二刀流か一刀流か、スランプ試験の時に台板を拭くのに使うのは雑巾か洗車ブラシか、試験練りは表乾または湿潤どっち?、混和剤の計量方法はどうやってる?、GC技研と技術の違い、現場で代行試験を行った後の洗浄はどうやってる?、袋セメントは信用ならない、i-Construction今後の影響は?etc...
試験室関係者なら日頃感じているぼんやりとした疑問。
こうしたものって、聞けそうでなかなか聞けない。
野村リーダーのお話された今日の試験室に関するキーワードは、
「これが当たり前だと思っている」
これに尽きると思う。
試験室だけじゃないかもしれない。
基本生コン工場は半径1時間30分の円(見えない壁)の外と交わる必要はない。
新鮮なうちに供給すべきである生コン。
だから、規格では1.5時間以内に運びなさい、とされている。
品質の劣化の限界が、1.5時間と考えられているからだ。
その影響から僕たちの交際の範囲も、
1.5時間に制限されがち。
情報はつまり人の交流から得られるものであるため、
1.5時間に制限されている僕たち生コン工場従事者の情報活動も、
1.5時間以内に制限されたとても限られたものになってしまう。
だから、
「これが当たり前だと思っている」
(本当はこれをブログタイトルにしようと思ってたが、つい誘惑に負けた)
※特別講師として7工場の運営経験を持つ本荘氏を招いて特別セミナー
もちろん、ITだけで解決するものじゃない。
本来の人と人との交流がベースにあって(つまり、GNN)
そのうえでITという手段は生かされることになる。
今日のアウトプットとして、
試験室におけるすべての疑問や悩みを解決できるような場所をGNN×ITの文脈で構築していこう。これからますます人不足になっていく生コン工場の中で属人的な試験室の在り方を一新してより企業として高い品質管理ができるようになるためにも。さらなる連携を図っていこう
ということで一致した。
試験室、とは。
流動体である生コンの品質管理をする人、
だけではない。
様々な知識体系をつかさどり、
その職務分掌は原価管理にまで及ぶ。
つまり、絶対不可欠な重要なセクション。
無駄な苦労はできるだけなくしたほうがいい。
経営資源が限られがちな僕たち中小企業。
そんな僕たちでも大企業に伍して活躍できるようにする。
その一つの方法として連携があるのだと思う。