長岡生コンクリート
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2017/03/11

「協同組合研究のアプローチ」

「協同組合研究のアプローチ」

だれにでも原点があるだろう。

今は、卒業シーズン。

別れがあれば、出会いもある。

さくらも色づきはじめ、

街はどことなくにぎやかになる。


生コンや建設業界にいると、

ほとんどは理系出身者。

ゼネコンや研究所の生コンのエキスパートと呼ばれる人たちは、

ほとんど理系の大学を出ていて、

教授を頂点とする上下関係は特に理系の場合強固。

就職からその後のキャリアまで、

どの大学のどの研究室を出たかが影響するそうだ。


僕は16年前生コンに入職してからこちら、

自分が文系出身であることをどちらかというとひけめに思っていた。

先輩後輩の人間関係もないし、

文系大学の常として、真面目に勉強もしなかったし、

そもそも生コン屋を継ぐってことが決まってたため、

就職活動などもしなかったことがたたって、

専門的知識を一つも身に着けることなくあほ大学生は生コンを継いだ。

社会の理屈の通らない厳しさの中でそれなりに育ててもらった。

そして、少しずつ分かってくる。

そんな文系大学出身でも、大学時代の経験が今に生きているということに。


僕の大学の恩師は、

協同組合経済学の世界では権威。

中川雄一郎先生は、

たまたま僕と同じく静岡県伊豆地域出身ということもあって、

大学時代から現在にいたるまでとてもご厄介になっている。

専門は、農協や生協、NPOやNGO、社会的企業、協同組合。

僕はたまたま中川先生に師事したけれど、

在学中には全く分からなかったが、

その道ではとても有名な先生だということが分かった。

僕は生コン業界にいて、たまたま生コン協同組合の仕事をやっていたりする、

(厳密にいえば、中小企業等協同組合法と共同組合は別)


たまたまご縁で、本日先生の最終講義、

「協同組合研究のアプローチ」

の大会実行委員会を仰せつかることになった。

今日一日、OBや大学関係者含めて、250名以上が参加する、

とても大規模な会を開催することになった。

250名もあつまる最終講義というのは聞くところ、

よっぽどの大先生の最終講義だそうだ。

在学中まったく勉強していなかった僕にはあずかり知らない、

素晴らしい先生の講義に立ち会えることを幸運に思う。

不真面目だった僕たちを暖かく見守ってくれていた先生の、

その器の大きさに今更ながらに感じ入る。


普段の忙しい日々の中で、

どうしても忘れがちな「原点」

別れや出会いが交錯するこの時期に、

今一度自分の原点を見つめなおし、

そして、これからの自分の使命を思い出したい。

協同

人と人とがつながりあって作り出す素晴らしい社会

中川雄一郎最終講義。

精一杯つとめあげたいと思う。


宮本充也


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宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士