長岡生コンクリート
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2017/03/17

「会社があるから、お前がいるんだろ?」

「会社があるから、お前がいるんだろ?」

組織は道具であり手段である。

個人がよりハッピーになるため、

組織を利用する。

これが大前提のはずなのに、

実態においては特に経営者が組織の理論を振りかざし、

個人に従属を強いるようなことがある。

「会社があるから、お前がいるんだろ?」

的な態度。


経営者のはしくれとしてわからないでもない。

社長だ役員だとはいっても人。

人だから弱いし感情も持っている。

弱い人間の常としてついつい立場的な優位性を振りかざし、

どこかで聞いてきたような組織論を背景に、

個人に迫る。

個人の側も、会社とはそういうもんかと観念し、

結果組織の理屈に踏みにじられていく。

それで生産性はあがるだろうか?

そんな会社に未来はない。


本来の組織は個人のためにあるはず。

個人は組織を利用してより自分の能力を開花させ、

よりハッピーな生活を手に入れる。

組織の経営層は個人がより輝くために、

いちいちの意志決定をしなければならない。

組織としての利益を優先するのではなくて、

そもそも大前提を考えれば自らも含めて、

そこに集う人たちがハッピーになることが目的。

組織も産業もすべてに言えることかもしれないけれど、

手段と目的は時間がたつにつれて反対になってしまうことがある。

手段の目的化。


日々の営業活動で多くの組織と個人に出会うが、

僕は多くの会社で個人が組織の理屈に踏みにじられている様子をみかける。

本来その個人には素晴らしい才能があるのに、

その素晴らしい才能は無視され組織の理屈を要求され、

とても生産性の低い作業を消耗しながら押し付けられる。

それでも、今の時代はSNSを駆使して個人が価値を発信できる時代になった。

組織の理屈を押し通す上での最大の武器はこれまで、

情報統制

だったと思う。

情報を制限し、個人と組織に立場上の優劣を作る。

ただし、今や情報そのものは誰でも簡便に得られるようになり、

情報統制(隠すこと)を前提にした組織の相対的な地位は下がり、

個人の相対的地位は向上した。

情報の流動性が高まったことで、

組織など枠組みを超えて個人のリソースが開花し始めている。


事実僕の身の回りにはそんな組織の圧力にも負けず、

素晴らしい才能を開花させ自ら発信し続けている人を見る。

組織がどうとかではなく、

自分はどうなのか?

そんな素晴らしい才能を持つ個人を僕は多く知っている。


国→大企業→中小企業→個人

これまでの相対的な順列は破壊され、

これまで以上に本来個人が尊重される、

そんな組織づくりが求められていくのだと思う。

組織は単なる契約関係の集積であって、

それそのものには意識や想いは存在しない。

それら目に見えない大切なものが存在するのは、

間違いなく「個人」の中にあるはずであって、

これから個人、一人ひとり、個人を大切にしない組織は、

滅びていくことだろう。

大も小もなく、組織は個人の才能を開花させるべく存在すべきだ。

個人に立脚した組織づくりを常に念頭に置きたい。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士