2017/04/12
「生コン屋の働き方改革」 就業・環境・労務・採用
最近働き方改革とかよく聞くので、
僕も働き方についていろいろ考えることがある。
「生コン屋の働き方改革」
である。
僕もそうだけどどうしても人は規律とか慣習にとらわれる。
・朝8:00に出社しなければならない
・会議に参加しなければならない
・仕事とはデスクに向き合いパソコンに入力するもの
・定例会には必ず出席しなければならない
・・・・
そもそも、「○○しなければならない」のいくつかは、
本来は生産性を高める、成果を上げるための、
手段
であるはずなのに、いつの間にか目的かしてしまっている。
朝8時に出社するのも、会議も、パソコンも、定例会も、
すべては成果を上げるための手段でしかないのに、
まるで、8:00~17:00まで会社にいることが仕事かのように、
それ自体が目的であるかのようになってしまうことってあると思う。
かなり前、僕の会社にもいたけれど、
「就業時間中会社にいるんだから金よこせ」
みたいな方はもしかしたらまだいらっしゃるかもしれない。
まるで自分の時間が成果を上げているかのような態度。
でも、現実、時間でお金は発生しない。
時給という考え方があるから混同されてしまうのかもしれないが、
時間が成果を自動的に生み出すものではない。
時間すら単なる手段でしかない。
その時間を利用してどのように成果を上げるか。
こちらが本来の目的となる。
生コン産業70年。
業態も完成しきっている。
「生コン業ってのはだいたいこんなかんじ」
というフレームに生コン従事者はだいたいとらわれている。
先週末から雨模様だった伊豆地域もようやく春らしく晴れ。
今日は県外から来社いただいている方々とのミーティングの予定。
せっかく晴れたから、ということで市内の葛城山頂上で打ち合わせすることとした。
(※パノラマパークは360度伊豆半島や駿河湾を見渡せる穴場)
・狭い会議室で難しい顔で「腰いてー」と思いながら議論をする1時間
・さくらの花びら舞い散る山の中を海や空や草花を愛でながら議論をする1時間
前者ならわざわざ伊豆でなくても東京でもできる。
せっかく伊豆にいらしたのだからと実験的に、
「頂上ミーティング」
を敢行してみた。
結果は、もう、いうまでもなく大成功。
遠景に僕たちが普段仕事をしている長岡生コンを眺め、
(※画面中央わかるだろうか?)
将来が開けるようなとてもすがすがしい打ち合わせをすることができた。
環境を変えるとアイディアの質も変化する。
普段だらだらと1時間半以上かかるミーティングも30分くらいで片付き、
しかも普段よりも濃い内容の議論ができたと思う。
未来を見通せる素晴らしい事業計画が造りだせたと思う。
「生コン屋の働き方改革」
誰がいつ決めたのだろう?
働く=辛い
というイメージ。
もちろん数字に追われる日々はストレスもあるけれど、
そんな毎日をさらに追い打ちをかけるようにストレスフルにする必要はない。
春には春の花をめで、
夏には夏の緑を楽しみ、
春夏秋冬を肌で感じながら情緒ある時間を過ごしながら仕事したって、
別段仕事をしていないわけじゃない。
経営者である僕自身がそれをもっともっと体現することによって、
会社を共有する仲間たちにも実りある仕事を達成してもらいたいと思う。