2017/06/27
「この時代のコンクリート産業に貢献」
※GNN第20回技術勉強会 in 長野 オープニングムービー
毎年GNNでは年に3~4回定期勉強会を開催している。
今年は前回GNN長野では第20回を数えた。
6年に及ぶ交流会の結果、生コン業界にはアウト・組合という垣根を超えた、
新しい情報・交流の脈というべきものが出来上がりつつある。
従来の規制や枠組みを気にしないで、
本当に社会が求めていることを感じ、思考し、行動に移す。
時代が求めているのはそんな姿だということが示されたかのようだ。
GNNは2011年4月に有志5工場で発足した。
現在会員数は100名を数えi-Con、残コンや生コン新技術を主要テーマとして、
日夜技術開発や情報交換の活動が続いている。
つくれば売れる時代が終焉して久しく、
先進国の中でも特に構造的経済低迷(人口減少)の影響が深刻な我が国。
建設、コンクリートに身を置く僕たちは、
ただいわれた通りに作って売るという姿勢だけでは、
もはや許されなくなっているんだと思う。
新しい時代にすでに移行している。
であるならば、新しい秩序を創造しなくてはならない。
この時代にコンクリートに携わる人たちが連携して作り出す新しい業界秩序。
ICTのおかげでこれまでの無意味な壁は取り壊され、
本当に価値のあるものだけが輝ける自由な交流が促進された。
実験的ではあるけれど、次回GNN東京大会は以下のようなプログラムに挑戦したい。
つまらない業界の枠組みを意識して利権を主張するような姿勢ではなくて、
本当に価値があることに素直に向き合えるような業界。
そんな業界を創りだすのも今この時代に生きているコンクリートに携わるすべての人たち。
【企画(案)】「みんなで語ろう i-Con、残コン、そして生コン」
~コンクリート共催プログラム~
破壊的イノベーション、Industry 4.0、変革の予兆を感じさせるICT活用の波。
残コンや過積載に代表されるコンプライアンスや規制・規格への問題意識。
70年の歴史を迎えようとしている生コン産業。
そして、変革を迫られる建設産業。
これまで多くのコンクリート関係団体がそれぞれの専門分野で産業の成長を期待し努力してきました。
今後迎える人口半減社会。
ポストオリンピック、2020
超高齢化社会、2025
あらたな時代の幕開けに臨み、まったく新しい常識が生コン業にも求められています。
労働者不足、女性活躍、サステイナブル技術の開発、防災・減災、リサイクル・・・。
時代の文脈は「継続的、カイゼン」に加えて「キセイの打破」を要求している。
今、ここに、実験的に、業界団体の垣根を超えた場所が創造されます。
【共催団体募集】
本年11月18日(土木の日)に上記をテーマとした垣根を超えた共催プログラムを企画しました。
本趣旨にご賛同いただけます業界団体様並びに公的機関様の共同開催を募集いたします。
コンクリート共催プログラム 実行委員会
完全に実験的な企画であり、
もしかしたら共感を得られず途中頓挫してしまうかもしれないし。
もしかしたら、形を変えて2年、3年、もっと続くかもしれない。
ただ、毎日を生コンに従事していて、
建設関連の方々と触れ合い接している中で、
僕たちはこのような「場」が必要だと強く感じている。
発注機関
ゼネコン
流通
組合業界団体
供給者
それぞれの垣根を越えて、
それぞれの立場を理解しあって、
共に築き上げる新しい時代の新しいコンクリート産業。
GNN第6回技術発表会(第21回技術勉強会 in 東京)
今年はそんなテーマで共催プログラムに参加しようと思います。
まだ、共催団体がどこになって、実行委員会のメンバーが誰になって、
これから決まっていくわけなのだけれど、
コンクリートに関する共感していただける多くの人たちと、
GNNとその共感する工場みんなと、
この時代のコンクリート産業に貢献していくべきだと考えています。