長岡生コンクリート
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2017/07/09

「名誉教授」

「名誉教授」

日曜日は気が緩む。

だからちょっとお祝いを書きたいと思う。

生コンブログではあるけれど、

ちょっと生コンにこじつけるのがかなり難しい。

生コンブログの始まりである。


僕の大学の先生は中川雄一郎教授といって、

協同組合経済学の権威。

(今ぐぐったらWikipediaに掲載されてて驚いた)


協同組合経済学とはCoopとかJAとかの類のことであって、

労働組合とか生コン組合とかではない。

だからあまり僕の仕事にはかかわりはないのだけれど、

非常になめた学生だった当時、就職も生コンのつもりだったし、

3年になったらなんだかゼミを選ぶのがルールみたいなのもあったので、

たまたま目についた説明会のゼミが、

協同組合経済学・中川ゼミ


そんななめた学生だったから選考の際に落とされかけた。

「あいつ、なめてる」

が理由だったそうだ。

大学生は恐ろしい生き物だ。

ただ、落とされかけている僕の出身地が、

伊豆

ということで、先生も三島といって伊豆地方の出身だったこともあり、

「入れてあげて」

という一言で僕は入ゼミが許されたそうだ。


よく、

「大学生のころは僕全然不真面目で勉強まったくしなかったんですよー」

という話を聞くことがあると思う。

半分謙遜の意味も含めていうことなのだろうけれど、

僕の場合は額面通り1㎜も勉強をすることなく卒業をした。

一切、勉強をしなかった。

誇張ではなく事実である。

よく、

「じゃあ、何をしてたの?」

と聞かれることもあるけれど、

「座ってた」

としか答えられないほど勉強をしなかった学生だった。

よくぞ、卒業を許したものだ。

大したものだ。


そんな懐の広い中川先生とは卒業後も何度も飲み会を開いた。

そっち方面だけは得意なダメ学生の誘いを一度も断らず、

これもまた非常に光栄なことに今年3月には、

最終講義

といって、

中川先生の戴冠式の実行委員長を同期の面々と拝命することになった。

驚いたことに200名に及ぶ出席者が中川先生の最終講義を祝いに駆け付けた。

よくよく聞くところによると200名規模の最終講義は相当珍しいとのことだった。


そんな先生。

なんとめでたいことに、この度、

「名誉教授」

なる称号を授かったという。

名誉教授、である。

名誉なことだ。


理系の大学と違って文系の大学の研究室(ゼミ)のつながりは希薄だ。

ゼミのおかげで就職が決まる理系とちがって、

文系の場合はゼミはそれほど重要ではない(と思う。あんま詳しくない)。

特に僕の場合などは地元の生コン屋に入職して、

分野もまるで違うし普通にしてたらきっとご無沙汰してしまっていただろう。

自分の原点というかスタート地点というか。

そうしたものがない人生はそれはそれで少し寂しいとも思う。

その意味で中川雄一郎先生の包容力に今更ながら感謝している。

そして、名誉教授、というこの度の快挙を思い切り祝いたいと思う。


日曜日は気が緩む。

普段かけないことをついつい書いてしまう傾向にある。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士