長岡生コンクリート
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2017/07/09

「全国供給体制としてネットワーク化」

「全国供給体制としてネットワーク化」

体系的に脈として整理されてこなかった全国の小規模建設事業者を、

「全国供給体制としてネットワーク化」

している行為に他ならない。


肩の力を抜いて書くので、

肩の力を抜いて読み飛ばしてほしい。

もっと言えば読まなくてもいいくらいだ。

生コンブログの始まりである。


今週気づいたことがある。

当社長岡生コンのやっているビジネスモデルは全て、

B1(当社) to B2(生コン業) into B3(小規模建設事業者) to C(発注者・施主・元請け)

と表現することができるということ。

例えば、

透水性コンクリート「ドライテック」

の顧客は一義的には当社B1が直接配達できるエリア(静岡県東部)の、

小規模建設業者(B3)とすることができる。

エクステリアとか外構をやっているお客様だ。

二義的には全国の小規模建設業者に価値を届けることになるのだが、

静岡の生コン工場(B1)が東北地方のエクステリア業者(B3)に提供できない。

そこで、B1(当社) to B2(生コン業)というブリッヂを経由して、

Into B(小規模建設事業者)

に価値が提供される。


RCトータルサポート(コンクリート打ち放し色合わせ)

にも同じことが言える。

GNN元気な生コンネットワークのメンバー工場(B2)をハブとして、

全国のB3小規模建設会社の、

コンクリート打ち肌に関する、

「困った」

を解決する。


このところ、DMなど情報戦略を有効利用して全国見学会を展開している。

1度の開催で平均10社のご当地小規模建設業者との関係性が構築される。

最初は彼らを「見込み客」としてB2における営業斡旋しているつもりだったのだが、

このところもう一つの効果があることに気付いた。

実は彼らが顧客になる可能性だけではなく、

供給体制になる可能性がある

という重要な事実だ。


大手道路会社訪問で知ったのが、

「透水性コンクリート舗装を施工する十分な社内の施工体制や技術体制ができていない。特に小規模な場合どこかに丸投げしたいというのが本音。ただ、丸投げ先がなくて困ってる」

という事実

もちろん、一義的には、見学会を開催することによって、

当該地区における見込み客(小規模建設会社)を得る

ことにもなるのだけれど、

もし、大手道路会社(C・元請け)が当該地区で透水性コンクリート舗装を受注した場合には見学会で関係性を構築した彼らはそのまま供給体制になる

という事実に気付いた。

例えば、札幌で某大手道路会社が透水性コンクリート舗装を受注したとする。

当社(B1)に問い合わせを寄せたとして、

静岡県伊豆の国市から作業員(供給体制)を送ったらどうなるだろうか?

完全に経費負けである。

例えば、札幌地区で見学会を開催してあったとして、その土地の小規模建設会社が参加していて、その後もご当地のGNN生コン工場からドライテックを購入していたとしたらどうだろう。

彼らはすなわち現地の供給体制ということができる。


こう考えると、当社が取り扱っているすべての製品が同じフレームワークに当てはめることができることに気付く。


RCトータルサポートとて、

全国各地で見学会を開催したとして、その土地の小規模建設会社が色合わせを知り、自社物件のコンクリート打ち肌で少しずつ当社のサービス提供と共に色合わせ補修に対しての理解を深めていたとして、当該地区で大手ゼネコン(C・元請け)が大規模RC打ち放し案件で補修が発生した場合には、当該地区小規模建設会社のネットワークはすなわち供給体制となる。


そして、残コンソリューション(IWAシステム、他)

これも、実際は、

B1(当社) to B2(生コン業) into B3(小規模建設事業者) to C(発注者・施主・元請け)

のフレームに当てはまることに今更気づく。


具体的な事例を引くと、

当社(B1)から白石建設(B2)に提供されたRe-Con ZERO(IWAシステム)によって白石建設で発生した残コンがリサイクル砕石に改質されたとする。そのリサイクル砕石は岡山地区のエクステリア外構業者(B3)に路盤材として利用してもらいそれらが一部として納品された住宅(C・施主)が完成する

まさに、同様のフレームにはまっているのだ。


そして、ここで、非常に重要な現実に気付く。

全国各地の生コン工場(B2)周辺の小規模建設会社をネットワーク化することはすさまじい意味を持つ

現在、大手ゼネコン、大規模建設会社は深刻な人不足に悩んでいる。

今当社が続けている全国ツアー。

これは見方を変えると、

体系的に脈として整理されてこなかった全国の小規模建設事業者を、

「全国供給体制としてネットワーク化」

している行為に他ならない。


小規模建設事業所に従事している人たち。

とても謙虚でとても素晴らしい人たち。

資本主義のルールのおかげかなかなか評価されない。


僕も、中小企業のせがれとして生まれた。

小規模建設事業所の気持ちが痛いほどよくわかる。

僕はそんな彼らの味方でありたい。

欲を言えば助けになりたい。


こうした全体像をイメージしながら、

目の前の一つ一つの仕事(見学会開催)に取り組んでいきたい。

明確に将来小規模事業者が適正に評価される社会をつくる。

僕たちのやっていることは素晴らしい。

それを証明したい。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士