長岡生コンクリート
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2017/07/14

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「冷や飯食べたいと思うだろうか?」 残コン・コンプライアンス

「冷や飯食べたいと思うだろうか?」 残コン・コンプライアンス

「冷や飯」

とは隠語で、

現場で使われなくて戻された残コンを他の建設現場の生コンとしてもう一度新しい生コンとして(要は嘘ついて)顧客に売りつけること


唐突だが、

「冷や飯」

という言葉が生コン業界にはあるそうだ。

とある地域の建設現場で普通に使われているんだそうだ。

「冷や飯」


先ほど僕はカルボナーラをおなか一杯平らげた。

カルボナーラ

実に絶妙な食べ物だと思う。

べったべたのどろっどろの液体に絡まれた麺のことを、

おしゃんてぃー風に言うと、

カルボナーラ

となる。

実に巧妙だなあと思わないでもない。

それを、

「カルボナーラ ワン」

等といわれその気になって食べさせられているのだから。

しかも、おいしいと思っているのだから。

その、カルボナーラだが、冷めたら絶対においしくないと思う。


話を戻そう。

「冷や飯」

とは隠語で、

現場で使われなくて戻された残コンを他の建設現場の生コンとしてもう一度新しい生コンとして(要は嘘ついて)顧客に売りつけること

を冷や飯というそうだ。

とある地域のとある建設現場ではこんな風なやり取りがあると聞く。

それも、生コン組合の現場で。


(スランプ15㎝の多少固めにオーダーされた建築用途の生コン)

「なんだ、このしゃばしゃばの生コンは! おまえら冷や飯もってきてるだろ?」


みたいな。

おおおお。

恐ろしい。

いったん使って本来は適正に処理されるべきその残コンは、

不正に新しい生コンとしての価値を付されて再販売されている(冷や飯)

そんなことが行われているとしたらどうだろうか。

あなたなら冷や飯食べたいと思うだろうか?


残コン問題が叫ばれて長い。

これは実に根の深い問題となっている。

残コンに全く困っていないどこかの生コン工場の中にはもしかしたら冷や飯で再販売しているからへっちゃら

みたいなところがあるとしたらとっても悲しい。


これはとあるアウト工場と呼ばれる工場からうかがった話。

組合工場の中には明らかに冷や飯を売っている工場があるという。

組合の工場でだ。


この、冷や飯。

その工場にどのような影響を及ぼしているかというと。


原価0円で生コン代金13,500円の売り上げがたつ


冷や飯やめられないんだそうだ。

いやはや、夏にはこの手の話がぞっとしていい。

涼しくなる。

なんとひどいはなしだろうか。

この日本にまだそんなことが起きているなんて。

信じられるだろうか。

これが現実なのだろうか。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士