2017/07/28
「そんな全国の生コン工場が僕は大好きだ」 愛媛・生コン
初めて訪れる土地で最初に見る生コン車。
初めて訪れた南予・宇和島では、
うれしいことに訪問先の南予生コンの生コン車に出会えた。
生コンブログの始まりである。
GNNのご縁もあり各地の生コン工場を訪ねる機会に恵まれている。
考えてみると生コン工場。
その土地の風景の土台をつくっている会社とみることができる。
あなたが生コン関係者であってもなくても、
あなたの住む家やマンションの土台はその土地の生コン工場がかかわる。
生コン業の業歴は10年未満ということはほとんどない。
かなり古くからその土地の風景に貢献している。
そしてこれもまたほとんどが家族経営の中小企業。
役割の重要度のわりに世間一般にあまり表ざたされることはなく、
地味に地道にインフラ資材を供給している。
そんな全国の生コン工場が僕は大好きだ。
橘社長(46)
昨日の見学会の様子
セルドロンが愛媛県の県産品に指定された(GP土井さん、元Jリーガー)
港からほど近く材料は港で荷揚げされる
残ンコン処理素晴らしい工夫
南予生コンの橘社長は元ゼネコン出身で脂の乗り切った仕事盛り。
GNNでは何度も顔を合わせていたけれど、
今回こうして工場を訪ねるのは初めてだった。
存じ上げなかったことだがランニングが趣味ということで、
昨日突然朝RUNの約束が決まった。
周りの人間に対しても、
「明日6:30集合ね」
と恒例のランハラ(ランニングハラスメント)をまき散らし、
結果橘社長と僕だけが朝集合場所に集合することになった。
宇和島市を一望できる丘で記念撮影。
心臓破りの坂であった。
日本唯一の「闘牛場」、牛鬼と呼ばれるシンボル。
和霊神社の前。
この石造りの鳥居は石造りの中では日本最大だそうだ。
LSD(Long Slow Distance)でおしゃべりしながらのランニング。
宇和島をぐるり7㎞。
宇和島で育ち、宇和島のインフラを支えている橘社長。
走りながら随所の説明をしてくれた。
至福のひと時だ。
生コン工場はその土地に土着し、長くその土地を守っている人が多い。
だから、大抵生コンにかかわる人は、その土地のことを愛している。
僕のようなよそ者が訪ねて行った場合、
何も知らなければその土地の本当の価値に触れることはできない。
けれど、その土地の景色を作ってきた生コン工場の方と、
朝すがすがしい気持ちで走りながらその土地の歴史を聞くと、
当たり前のことだけれど、
どの町にもその土地なりの歴史があって文化があって、
その土地だけの価値というものがあるということに気付かされる。
そして、宇和島もその例にもれず、素晴らしい土地である。
僕たち生コン屋はそんな当たり前の街の当たり前の価値を守り続ける存在。
時代が変わってもまだまだ僕たち生コン工場の存在価値は継続する。
変化し、それでも変えてはならない大切なものを守りつつ。
今日も全国の生コン屋の1日は始まる。