2017/08/11
「家計簿をつけていて破産した家庭を見たことがない」
会社組織を人体と例えるならば、
適切なメンテナンスは欠かせない。
誰も異論はなかろう。
適度に運動したりするのと同じで、
健全な組織運営を図るために、
各社様々な取り組みにいそしんでいるはずだ。
そうでなければ負のスパイラルが生み出され、
職員の士気は下がり、
生産活動は非効率化され、
結果売り上げ利益が縮減され、
悪い場合には破滅(倒産、廃業)に至る。
生コンブログの始まりである。
平成10年から森会計事務所にお世話になっている。
もう少しで20年のお取引ということになる。
「会計」「税務」を通じて経営者に「安心」を与えることが
私達の喜びです。
同社の経営理念。
毎月毎月飽きもせず一貫して当社を訪ねてくれている。
今月の経営成績はどうだったか?
毎月必ずお越しいただき月次決算の中身をチェックする。
ここ10年は会社の意思決定会議にもご参加いただいている。
会計上の経営成績と実際の意思決定のプロセスにも立ち会ってもらう。
数値と中身に触れていただいている。
僕の恩師である安本隆晴先生の教え。
現場、現実、現物
実棚(実地棚卸)に立ち会う。
社員と実際に会話する。
実物実際の流れを見る。
その姿勢が大切。
経営塾での教えもあり森利彦先生にも毎月会計数字だけでなく、
実物
僕たちがどのような会話をしてどんな雰囲気を生み出している
つぶさにご覧いただき20年が経過しようとしている。
20年、かかりつけの医者のように。
僕たち長岡生コンを体調をチェックしてくれている。
データだけじゃない。
顔色を見て気になることがあれば、
「なんかあった?」
声をかけてくれたり。
時には飲み会を開いて経営者の本音を聞いてくれたり。
※森利彦先生。
(ソフトボールのマッサージ効果を話したところやにわに床に寝ころびその効果を検証している)
20年の積み重ねに感謝することがこの頃多い。
・過去3期当月比較
・購入単価推移移動平均
・セグメント別売単価比較
数え上げればきりがないけれど、
通常の売り上げや営業利益、経常利益、限界利益率etc
会計項目のみならず、
長岡生コンの経営課題において必要となるKPI
(KPI Key Performance Indicator)
を独自に設定してその変遷を過去の数年と比較する。
そんなことまでしてくれている。
長岡生コンは過去に比べてどの点が成長しているのか、
(逆に停滞しているのかも含めて)
僕たちはきちんと自分たちの健全性を認識しながら、
いちいちの意思決定をすることになる。
見えるのは、怖いけど。
なにかにむしばまれていることを直視するのは嫌だけど。
毎月毎月敏感に自分たちの組織のありさまを客観的に見詰める。
夢と現実のギャップを直視する。
そのうえで、それを埋めるための手段を考え実行に移す。
むしばんでいるなにかを切除する。
その現場を見つめてもらう。
それを毎月繰り返している。
(安本隆晴先生の教えてくれたことに、「家計簿をつけていて破産した家庭を見たことがない」は本質だと思う)
付き合う相手を固められない人。
次から次へと条件がよさそうなところに行っちゃう会社。
それもまた真理なのかもしれないけれど、
当社長岡生コンの場合はいったん決めた取引は長年に及ぶケースが多い。
特に会計など重要なテーマに関してはそうすべきだと思っている。
今後10年20年と成長しようと思っている。
そんな長岡生コンにとって、
10年前20年前の長岡生コンを知っていてくれる。
これまでどのように成長してきたか。
どんな人物、どんな出来事が長岡生コンにあったか。
それを理解してくれている人が傍らにいることは大きい。
ここ最近の月次決算での分析は相当なものだという自負がある。
どこに出しても恥ずかしくない経営分析を毎月できている。
当社のことだが7月度まで5か月間が終了している。
お盆休みに入り少し時間もゆっくりと流れている。
改めて森会計事務所の存在へのありがたさを強く感じることができている。