2017/11/17
「女の中の男前」 生コン女子
このところ女性に引っ張ってもらってることが多い。
考えてみると生コンをはじめたきっかけも、
母という女性の存在が大きかった。
一度生コンに挫折してからまた復帰したきっかけも、
トク江という祖母の死だった。
思い返せば僕の職業人生のほとんどは女性に引っ張ってもらっている。
生コン女子
セメント新聞の猪熊夏子さんが女性の活躍を主張する。
(「生コンは人を守る」プログラムの最後を飾る)
このところ身の回りの女性の躍進が目覚ましい。
男性が優れているとか女性が優れているとかではないけれど、
男社会を長く続けてきた生コン産業。
今後僕たち生コン産業は「女性」というリソースを有効活用しなければ、
未来はないだろう。
強く感じている。
内山グループ(山一興産)の柳井光子社長
生コンの伝説みたいな女性だ。
18歳で生コンに入職し爾来60年間生コン経営に携わる。
生コン産業成長のシンボルのように語られ、
その猛烈な個性は生コンに身を置く一人としてもたびたびうかがっていた。
生コン女子の元祖。
女の中の男前。
偉人とはうかがっていたが実際にお目にかかってその猛烈さ加減を実感することになった。
※光子社長とのツーショット(なんか偉人歴訪がこのところ趣味になりつつある・・・)
※今回の面談は小豆島生コンの安達工場長にセットしてもらった。これも生コン女子にリードされている事例の一つ。
なんというか、こう、男社会における女性には突き抜けたところがあると思う。
企みではなく素で突き抜けているというか。
どうしても男性は前例やリスクやしがらみなど秩序を意識してしまいすぎるところがある。
僕も男性のはしくれとして、
「これ以上はちょっとやばいかな」
みたいなところがあって行動に躊躇が生まれてしまうことがある。
一方生コン女子はそのへんが軽やかに無い。
突き抜けているというか、
ぶっとんでいるというか、
素敵な光子社長は僕のお話に熱心に耳を傾けてくださり、
僕にとって必要だと感じた方を、
「いつか紹介するわね」
ではなくその場で片端から連絡をしていた。
まるで飲み会の席の和田アキ子さんのようにパワフルだった。
なんというか、真似できねえなこれ、って感じがした。
関東湾岸エリア日本最大の需要地に15の生コン工場を数える。
生コンのトップメーカー。
その女性総帥はほんと女性だった。
「これからの生コンは女子」
早くから予見し光子社長の肝いりで女子会が設立されている。
参加する女子も男前が多い。
パフェ食べた~い的な女子が皆無となっている。
そもそも女子がリードしてたんだな。
突き抜けられない男子として認識を新たにした。
低迷久しい生コン業において、
Innovationは絶対必須の要件だと誰もが理解していることだろう。
理屈が先に立つ男性に比べて、
男社会でいい意味でぶっとんでいる(突き抜けている)女性。
次代の絶対必須の要件はきっとそんな女性の活躍にかかっているんだろう。
「生コンは男の仕事」
はなから女性進出を比定する男性も以前は多かった。
今そんなことを言おうもんなら抹殺されちゃうだろう(笑)
僕たち男性は一見不条理に見える女子たちのアイディアをきちんと吟味し、
それが形になるために協力すべきだと思う。
これまでも女子にリードしてもらってきた。
これからもきっと女子にリードされちゃうんだろう。
なんとなく華やかな感じもするし、
女性がリードする生コン業界はとてもいい感じがします。