長岡生コンクリート
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2018/01/05

「忘れたころにやってくる」

「忘れたころにやってくる」

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/53749

「来年1月、伊豆で大きな地震があるかもしれない」ある研究者の警告

https://facta.co.jp/article/201801026.html

伊豆半島「直下型大地震」に備えよ


こうした発表は枚挙にいとまがない。

事実昨年のこの時期にも大型地震の発生を予見していたものがあった。

(その予見は見事に外れた)

論拠の有無に限らず僕はこうしたものの都度敏感になっておくべきだと思う。

いずれにしたところで来るものは来るのだし、

昔から言うではないか、

「忘れたころにやってくる」

生コンブログの始まりである。


意外なことに伊豆半島はしばらく大震災の経験がない。

筆者の年齢は39歳で今年40を迎える。

幼少期までふりかえってみて、

小学校や自治体の教育は、

「伊豆半島そして静岡東海地区は地震の巣である。日頃から地震に対しての備えを十分に、怠ることの無いように」

実際防災頭巾などいうもの、

a-bousai-cushion-bgn-l-1.jpg

※頭巾として使用しない際には座布団として利用する


を日頃から椅子に整備していた。

今もあるのだろうか、防災頭巾。

ヘルメットにとってかわられているかも。

くるぞ、くるぞ、東海大震災。

その様子は同じく静岡県を舞台にした、

ちびまる子ちゃん

にも描かれている。

そして時は流れ、来るぞ来るぞ南海トラフ。


静岡県民の僕には大きな地震に被災した経験がない。

ラッキーなのかなんなのか。

一番来るって言われている伊豆半島を避けるように?

兵庫県や新潟県、最近では3.11(東北)それから熊本・・・、

来ないだろう

とされてきた地域ばかりに大きな地震災害が集中しており、

本命?の静岡県伊豆地方はいたって平穏。

ただし、忘れたわけではない。

3.11のあの映像は日本人の心に深い傷を刻み込んだ。

忘れてはならない被害だと思う。


静岡の耐震基準は静岡補正がかかっている

コンクリートの呼び強度なんかもそうだけど、

静岡規格というやつがある。

通常の地方よりも割り増しで構造計算されている。

また、高層の建築が立ちづらい規格にもなっている。

そんな静岡県。

当社新設工場は操業しておかげさまで1年を経過する。

この時代旧工場を廃棄して新設工場を建設した最大の理由だ。

大規模地震の到来。

旧工場の構造耐力では来るべき地震応力に耐えられないだろう。

設備が破壊されるだけならまだしも、

近隣への被害さらには人的被害なんかがもたらされたら・・・。

そんな懸念が当社の設備更新を後押しした。


有事の際の生コン工場の活躍。

前回の生コン4団体共催プログラムでも取り上げられていたように、

地震や火災などの際における生コン工場の活躍は再認識されている。

通信が途絶えた際の情報インフラとしての車載無線利用。

生コン車ドラムに水(5立方メートル以上)を備蓄し、

水利として利用する。

そしてもちろん緊急物資(生コンや砂利・砂)の移送に用いる。

事実伊豆地区では生コン工場や生コン組合と、

地元行政との間で締結される、

災害防止協定

の話題に事欠かない。


来るとか来ないとかが問題じゃない。

占い師がこの時代も未だに職業として成り立っているのと近いかもしれない。

当たるとか当たらないとかが本来の価値ではなくて、

注意喚起というか、

普通にしていたらどうしても意識しづらいことを意識する。

そのくらいの位置づけで地震の予見をとらえてもいいのかもしれない。

(もちろん地震を予見する科学技術が成立されることを願うのだけれど)。

備えあれば患いなし。

忘れたころにやってくる。

とにかく大切な家族や隣人を自然災害の脅威から守るために。

日頃から意識しておきたいものだ。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士