2018/02/17
「これなら自社でできる」 砂利・水勾配・排水

30m2厚さ10㎝。尾関商店(静岡)出開催された見学会に来場し、設計図書に透水コンクリートが載っている物件があって、「これなら自社でできる」と判断。施工、グラウンドテック創建。車の出入り時に道路に砂利を引っ張ってしまうのと水勾配がとれない、排水がないなどの理由で採用
図面。
なにかを形にする場合に頭の中にあるイメージを、
まずは線にする。
2次元、3次元設計。
その図面に従って、
実際に形にしていく。
具体化する。
それがモノづくり。
仕様
図面の脇にはそれぞれの図形がなんであるかが説明されている。
仕様と呼ばれる。
その壁はなにでできてるのか?
ブロックなのかコンクリートの擁壁なのか。
その地面は何でできているのか。
アスファルトなのかコンクリートなのか、
それとも何にも覆われていないのか、
芝生なのか砂利敷きなのか。
モノづくりに携わる人が悩まないように。
あれ、ここ、どうしよう?
ってならないように。
ここにはコンクリートの擁壁があって、
その地面は土間コンクリートで覆われていて、
玄関までの歩道は何になってて、
幅はどうで。
このところ設計書に、
透水性コンクリート
が仕様に載ることが多い。
図面に、
「透水性コンクリート」
が載っているということでの問い合わせが増えた。
なんだ?透水性コンクリート?
どこで買えばいいんだ。
聞いたことねえぞ。
そんな感じでとりあえずスマホでググる。
すると、当社ページが発見される。
見学会をやっているということを知る。
近いし行ってみようということになる。
30m2厚さ10㎝。尾関商店(静岡)出開催された見学会に来場し、設計図書に透水コンクリートが載っている物件があって、「これなら自社でできる」と判断。施工、グラウンドテック創建。車の出入り時に道路に砂利を引っ張ってしまうのと水勾配がとれない、排水がないなどの理由で採用
※採用された現場でも施工見学会と位置付けて一般の来場を促した
※あっという間に完成しちゃうから見学会もあっという間に終わっちゃう
どこかの知らない人が、
知識としては知っている
「透水性コンクリート」
を仕様に定める。
どこかの知らない人がその図面を手に取り、
僕達に連絡をしてきてくれる。
時代は変わったものだ。
10年前には見えなかった景色。
透水性コンクリート
独り歩きを始めている。
国や行政が発注またはビッグプロジェクトとかではない。
普通のどこにでもある景色の中にある住宅。
そのわきの舗装をつくるための図面に仕様として設定される。
ヒートアイランド抑制効果。
環境への配慮。
総論を語るのは誰にでもできる。
それが具体論になったとたんに言葉を失う。
僕達がやっていることは総論ではなく具体論。
実際に形にする。
モノづくりのラストワンマイルを握る仕事。
図面を形にする仕事。
透水性コンクリートの普及に誇りを感じて仕事をしています。