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2018/06/16

「登志子はどれほど喜んだろう|伊豆の国市生コン災害防止協定」

「登志子はどれほど喜んだろう|伊豆の国市生コン災害防止協定」

生コンが人知れず果たしている役割。有事の際に生コンにしかできない役割。生コンポータル運営長岡生コンクリート長岡さくら工場と地元伊豆の国市との「災害防止協定」調印式



生コンだけの貢献を伊豆の国市と確認

※画面左手、地元伊豆の国市の「ゆるキャラ」こと小野登志子市長


3.11もそうだった。

熊本の震災。

糸魚川の大火でも確認されている。


超地場産業。

1時間半の外に商圏を見出すことのできない存在。

生コン


製品特性として「半製品」であるため、

運べる距離と時間が限られている。

調達できる原料だって基本は地元地域。


務める人も地元が多い。

どこに誰が住んでいてどんなキャラクターか。

家族構成や過去の歴史まで。

SNSやニュースでは書いていないようなことまで。

故郷を共有している間柄にしか知ることのできない情報を。

地元に住んでいる生コン従事者は知っている。


広島県安佐南区で起きた土砂災害のボランティアの時にも知った。

自衛隊や国交省が動き出すのはすぐじゃない。

地元のことを風や太陽のように知っているわけがない。

すぐに動き出すのは地元の人たち。

僕たち生コンや地元土建業者。

重機や「ものをつくる」ためのいろいろを持っている。

地元の人を助けるものを人知れず持っている。


そんな生コンと地元行政とが、

「災害が起きた時の協力体制についてあらかじめ契約をしておく」

そんな調印式となった。



狩野川台風の思い出を語る小野登志子市長

当時少女登志子は狩野川台風に被災した。

伊豆の国市内だけでも1000名に及ぶ死者を出した狩野川台風。

登志子の目には強烈に映った事件だった。


あれだけの水が多くの大切なものを押し流した。

それなのに、その後に襲ったのは、

「深刻な水不足」

生活するために必要不可欠な水が無い。

巨大な水量が何もかもを押し流した後なのに。

人々は水の確保に翻弄したという。

少女登志子の心に深く刻み込まれた記憶。


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※当時を振り返る少女登志子。心なしか当時の面影が浮かんでいるようにも見える。



生コンだけができること

当時生コン車と生コン工場があって。

大量に運び込まれる水(1台5t程度の水)が現れたらどれだけ登志子は喜んだろう。

生コン車はその形状の通り大量の液体物を運ぶことのできる、

もっとも身近で多くある車両となっている。

災害が発生した時の消化のための水利も果たす。

生活用水の確保のための物流の役割も果たす。

最も身近で大量に利用することのできる車両だ。


それだけじゃない。


被災した人たちがどこにいるか?

通信が寸断される。

その時に利用される「無線機」の役割。

身近な通信としての役割が求められる。


そして、もちろん。

生コン。

復興の最初に必要とされる「水の次に流通する材料」生コン。

僕たちの本業は、

普通の暮らしを取り戻す時にいの一番に利用される。

果たすべき貢献が生コンをお届けすること。


もちろん、あって欲しくは無いこと。

だけど、きっといつかそれはやってくる。

その時までに「生コンが健全に運べるように」僕たちは日々事業を営んでいる。


生コンの市場は低迷する。

だから有事の際に青色吐息なので貢献できませんでした。

そんなわけにはいかない。


そんな全国にある生コン工場は、

求められる役割を果たすために。

1時間半の壁を超え、

地域枠組みを超えた連携を通して、

元気な生コン工場として進化成長をしています。


全国の地元住民のみなさん。

ご安心ください。

生コンが人知れずみなさんを守ります。


生コンでいいこと



宮本充也


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※少女登志子 With N

(※Nは長岡生コンと野村マテリアルプロダクツの頭文字)

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士