2018/06/30
「時代はクラウド生コン|長岡生コン」
組織の中に知識の巨塔を作らない施策。「誰それがいるから」は中小企業にとって呪いのことば。標準業務は徹底的に標準化して、人はよりクリエイティブな仕事に没頭すべきだ。
時代はクラウド生コン
なんてことはない。
グーグルクラウドという無料のクラウドを利用する。
向こう数ヶ月の予定表は誰かの頭やメモの中にあるものじゃない。
配車係や営業が大切に胸にしまっておいて、
「俺しか知らない」
「俺が持っているこの秘密はすごい価値があるんだ」
そんな会社は先がない。
その本人にとっても組織にとっても不幸が起きる。
あの人の技術力。
あの人の営業力。
あの人の経験。
資源が人でなく組織に帰属していない場合、
組織の中にいる人たちは人の一挙手一投足にびくびくすることになる。
僕は常々、
「人についていく」
ではなくて、
「コト(理念とか信条とか)についていく」
組織を作りたいと思っている。
でなければいつまでたっても人の顔色をいちいち気にしなくてはならないからだ。
※クラウド生コンの中身を語る池上さん
配車予定の共有化
先々の出荷(配車)の予定は全てクラウドで管理されている。
もちろん配車係が自分のPCで予定の記入や変更ができるし、
WiFi環境がある場所ならどこでも配車係と同じ作業ができる。
名古屋大阪間を走る新幹線の中で地元のお客様からの電話注文を受けられる。
受けた注文は直ちに共通の配車表に記入されるため重複はない。
その日その時間あと車の空きがどのくらいあるか。
参加者は全員目の前のモニタで確認できる。
いちいち誰それさんの承認を受ける必要はない。
自分で判断し自分で実行できる。
実行したその結果は全て直ちに共有される。
誤謬があればすぐに認識される。
それを見た組織の誰かがその是正を行う。
その活動も全てガラス張りにさらされている。
※事務所の中に「誰かのもの」は存在しない。全てのPCやタブレットは配車の内容を含む組織の全ての情報にアクセスできる
すべての車両にはスマホを搭載
その車両が今現在どこにいるか。
その日1日どのようなルートを辿ったか。
いちいち人が思い返して振り返る必要はない。
自動的に記録されていく。
チャットで連絡事項を共有できる。
スマホだから電話にもなる。
アプリで無線を利用することだってできる。
どの車がどの位置にいるかをスマホで確認もできる。
スマホだから組織のどんな情報にもアクセスすることだってできる。
組織の中に隠すものは一つだってない。
それが理想。
今は100%そんな組織にはなっていないけど、
理想は掲げて置くものじゃなくて実行するもの。
今日も、そんな組織に向かうべく仕事は始まっている。
※嬉しいことにそんなチームに共感してくださる多くの見学者が訪れる
スマホ、個人でも持ってるでしょ?
生コンでいいこと。
全く難しいことじゃない。
若い才能を潰すんじゃなくて活かす組織がさらに組織をよりよくする。
宮本充也