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2018/07/06

「役所営業を一切やらなくなった理由|生コンでいいことセミナー」

「役所営業を一切やらなくなった理由|生コンでいいことセミナー」

いよいよ海を越えて韓国に上陸する「生コンでいいことセミナー」。なにかとご縁の深い韓国は江南区(カンナム)で趙さんの協力のもと韓国の生コン関係者に向けて生コンでいいことを届ける!https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_222.html



生コンでいいことも「カンナムスタイル!!」

なにかと親交の深い韓国の趙さん。

日本と韓国の建設技術の架け橋。

昨日から岡山の白石建設さんを訪ねている。

日本の生コン先進技術を韓国に紹介しよう。

また、その逆もしかり。

そんな文脈での親交はいつのまにか10年近い。

僕と同い年の趙さんは東京農業大学出身。

主に造園系の製品の取り扱いを得意としている。

そこは生コンの裾野の広さ。

造園でも必須のアイテム「生コン」。

どんな挑戦になるかまだわからないけれど、

趙さんと共同で、

「生コンでいいこと in 江南区」

2018年8月31日に開催が決定した。


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※韓国でも多くの人たちが苦しむ「はつり」作業。日本の技術は海を越え韓国にも「生コンでいいこと」を届ける


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※はつりたてほやほやのコンクリートガラの前で記念撮影。



建設産業の闇、残コン、はつりはもはや解決している

物事の普及というのは一筋縄ではいかない。

それは韓国と日本の間で製品の普及に携わってきた趙さんもそうだし、

透水性コンクリートや補修技術など新技術の普及を経験した僕も痛いほど感じている。

世の中の役にたつものが普及する。

本来はそうであるべき。

けれど現実はそうはなっていない。

特に建設産業。

国(発注機関)の指導の元建設は超縦型閉鎖的な産業構造を形成してきた。

本来の唯一絶対の評価者は「市場」と「顧客」であるべきだが、

そこまでに多くの階層構造が形成され評価はダイレクトではなく随分歪められる。


物事の評価は実態を知らない役人の仕事。


営業駆け出しの頃。

せっせと役所回りをして名刺を一所懸命配っていた頃。

名もなき若き一介の営業マンなど虫けら同然。

名刺を目の前で捨てられるなんてこともある。

それが役所のOBと同行して営業すると別人のように、

「お待ちしておりました、ささ、どうぞ」

と会議室に通される。

名刺を捨てた人物と同一人物かと疑われる。

おそらく僕のことなんて覚えちゃいないだろう。

その人間が悪いのか?

そうではない。

一介の役人として彼は彼の最大限の努力をしているだけだ。

それでは何が悪いのか?



役所営業を一切やらなくなった理由

日本も韓国も同様の産業構造。

僕たちはそれでもせっせとそんな縦型の産業構造の中で額に汗して普及活動に勤しむべきなのだろうか?

お上と仰いで発注機関様様。

時には政治家やOBなど人脈を利用して、

下げたくない頭を必死で下げる活動はいつかは報われるのだろうか?


役所営業を一切やらなくなって久しい。

それでも透水性コンクリートは火のように普及をし始めた。

残コンスラッジ処理システムも導入を決める企業があとを絶たない。


僕の大切にしている言葉がある。

「唯一絶対の評価者は市場と顧客」

UNIQLOの柳井さんの言葉だ。

初めて聞いた時にはなんのことだかさっぱりだったが、

今は痛いほどわかる。

役人や政治家が評価をするのではない。

人口減少局面における建設産業構造は単なる檻でしかなくなった。

もちろん、維持するという機能はあるだろうけれど、

広がる可能性を後押しする機能は期待できない。

それを推進しようとしている向きもないではないが、

そのどれにも虚しさはぬぐいきれない。

そもそもがそんな機能を有していないのだから絵空事にしか見えない。


趙さんや僕のような1978年生まれのロスジェネ世代は変化を強いられている。

これまで通りのルールに従順にしていれば勝ち逃げできる世代ではない。

変革を求められている。

それは縦型の枠組みの中で恭順にしているということではない。

ちょっと突飛な外れた行動を起こすということだ。

もちろん風当たりはあるだろう。


僕たち自身の手で新しい産業構造を創造する。

果てしない夢に思えるかもしれない。

けれど徐々に「生コンでいいこと」は広がりを見せている。

水平の、共感をベースとした、広がり。

それは国内にとどまらない。


同世代の地球に生まれた同志たち。

生コンという文脈で繋がる僕たちは今変革を起こそうとしている。

そして多くの人たちに「生コンでいいこと」をお届けして、

多くの笑顔を生み出そうとしている。

こんな仕事をできていることを心から誇りに思う。


生コンでいいこと。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士