長岡生コンクリート
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2016/04/08

「絶対になくならない商売」

生コン工場勤務の人って、イメージわきますか?

・ケーキ屋さん

・タクシードライバー

・ロボットエンジニア

・化学者

色々な職業があり、一般的にイメージってのはわくもんです。

ところで、生コン工場。

「僕、生コン屋です」

「その割に線が細いですねえ」

こんな会話はこれまで何回かありました。

きっと、生コン屋のイメージって、世間でまったく定着していない。

水の次に流通する、重要インフラ基礎資材

全国に100億立方メートルのコンクリートストックがあるといわれ、

人類の繁栄を支えている。

その担い手の生コン屋のイメージがないって、けっこう深刻なことだと思います。

今、生コン業は66年目を走っています。

その66年間、僕たちは一般を見ず、専門分野の垣根の中だけで、いそいそと生コンクリートを供給してきた

一切、一般消費者のことを考えず、おかみのほうばかりをみてきた

その結果、一般消費者からも、ありがたがられない存在となってしまった。

「絶対になくならない商売」

というブランドに甘え、

・カルテルが許され

・組合を組織し価格を統制し

・仕事が少なくなったら価格を釣り上げ

・一般社会の要請をどこ吹く風

・自分たちさえよければそれでいい

・レベルの一番低い工場に基準をあわせる

などなどの活動を続けてきました。

もちろん、それでいいなんて思っているわけではありません。

さまざまな取り組みが日夜生み出されている。

その一つが、生コンIoT(Internet of things)

Probe syasin.JPG

今、最先端の技術では、生コンの履歴がすべて管理できるようになっています。

自分の住んでいる家のコンクリートの全履歴がわかる。

後からだけではなく、工事している最中にも、スマホでその品質状況を確認できる。

WEBで公開だってできる。

今走り回っている生コンの品質をその時に目視ができる。

conkougaku.jpg

conkougaku2.jpg

(コンクリート工学に僕たちGNNの活動が紹介されました)

あれだけ街角で見かけることのできた緑の公衆電話

今、見つけるの大変です。

化石といっても過言じゃない。

僕は10年前くらいから、

「生コンも絶対になくならないとは言えない」

そう思って、それを前提に生きています。

生コンは確かに大切、みんなにとって重要

だけど、生コンが主役ではない。

生コンありきで考えていたら、世間から捨てられる。

大切なのは、何が目的で、その手段として生コン業はなにを行ったらいいのか

という視点だと思っています。

宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士