長岡生コンクリート
ポータルサイト生コンでは随時生コンに関連する情報を生コンブログに載せて発信いたします。
その他、運営会社長岡生コンクリートからのお知らせなど、生コンブログをよろしくお願いします!

2019/03/29

【京都】「洗い出しに見劣りしないように【変わった】デザインがいい」【意匠性】での透水性コンクリート採用

【京都】「洗い出しに見劣りしないように【変わった】デザインがいい」【意匠性】での透水性コンクリート採用

となりの土間コンが洗い出しということもあり【変わった】デザインを検討していたところに透水性コンクリートの提案があったので採用した。はじめての施工ということもありYoutubeで予習をしてからの施工。
施工:水野建設(岩本建設)、製造:宝ヶ池建材



洗い出しに見劣りしないよう【変わった】デザインとして透水性コンクリートを採用

DCE66E46-C2FE-4B08-B4D2-24A9DA52AB24.jpeg

Before 京都市の建築外構(駐車場)整備に透水性コンクリート採用。写真奥右手が洗い出しコンクリート。


571E6FB0-6D48-4600-B4A3-CF4353184C99.jpeg

洗い出しとは骨材に天然石を使用しセメントペーストが硬化するまえに洗い落として骨材を見せる技法。


79D0CC6E-DC38-4B4F-BE39-3C84736C4B11.jpeg

こちらは別の洗い出しコンクリートの写真。いろんな骨材を選んで楽しめるのが特徴。


FF8CAD6D-9BA0-4273-91D2-06D57CB66BB8.jpeg

施工開始。さすが左官工(岩本建設)の方ははじめての施工というのに抜群の安定感。「はじめての施工なんでYoutubeで予習しました」とのこと。


957F290D-762A-49CC-8C35-117F79FB1243.jpeg

難なく完成。こちらは土間コンクリート同等の養生期間を経て駐車場として解放される。



骨材の輪郭がそのまま見える。

透水性コンクリートの特徴。

骨材の輪郭が見えるのはペーストがない(必要最低限)から。

だから、水を透す。

空隙(20%程度)が確保されている。

だから、骨材(砂利)の形がそのまま見える。

つまり、洗い出しに見た目が近い。

そのため、洗い出しコンクリートと同様に位置付けられ意匠を買われて採用されるケースが多い。

今回もそんな採用理由だった。



だけじゃない。ひび割れ、色むらが問題にならない。

ご採用された方もご存知ないもう一つのメリット。

それは、ペーストがないことによってひび割れが見えづらく(骨材の輪郭に沿ってヘアークラックが発生するため)、

さらにはペーストに発生する色むらも発生しないため、土間コンのクレームに発展しがちないずれも解消されている。

これには驚いていただけた。

さらに、さっさと仕事が終わる。

水引き待ちがない。

水勾配も考えなくていい。

「はじめての製品だからちょっと抵抗あったけど、これなら」

施工された方は必ずこうした反応を示す。

京都宝ヶ池建材でいよいよ初出荷。

これから京都の地面も透水性コンクリートが普及することだろう。


製造者と、施工者の協調。

今日もそんな協調が日本中で花開いている。

日本の地面を取り戻せ。

生コンでいいこと。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士