2019/03/29
【京都】「洗い出しに見劣りしないように【変わった】デザインがいい」【意匠性】での透水性コンクリート採用
となりの土間コンが洗い出しということもあり【変わった】デザインを検討していたところに透水性コンクリートの提案があったので採用した。はじめての施工ということもありYoutubeで予習をしてからの施工。
施工:水野建設(岩本建設)、製造:宝ヶ池建材
洗い出しに見劣りしないよう【変わった】デザインとして透水性コンクリートを採用
Before 京都市の建築外構(駐車場)整備に透水性コンクリート採用。写真奥右手が洗い出しコンクリート。
洗い出しとは骨材に天然石を使用しセメントペーストが硬化するまえに洗い落として骨材を見せる技法。
こちらは別の洗い出しコンクリートの写真。いろんな骨材を選んで楽しめるのが特徴。
施工開始。さすが左官工(岩本建設)の方ははじめての施工というのに抜群の安定感。「はじめての施工なんでYoutubeで予習しました」とのこと。
難なく完成。こちらは土間コンクリート同等の養生期間を経て駐車場として解放される。
骨材の輪郭がそのまま見える。
透水性コンクリートの特徴。
骨材の輪郭が見えるのはペーストがない(必要最低限)から。
だから、水を透す。
空隙(20%程度)が確保されている。
だから、骨材(砂利)の形がそのまま見える。
つまり、洗い出しに見た目が近い。
そのため、洗い出しコンクリートと同様に位置付けられ意匠を買われて採用されるケースが多い。
今回もそんな採用理由だった。
だけじゃない。ひび割れ、色むらが問題にならない。
ご採用された方もご存知ないもう一つのメリット。
それは、ペーストがないことによってひび割れが見えづらく(骨材の輪郭に沿ってヘアークラックが発生するため)、
さらにはペーストに発生する色むらも発生しないため、土間コンのクレームに発展しがちないずれも解消されている。
これには驚いていただけた。
さらに、さっさと仕事が終わる。
水引き待ちがない。
水勾配も考えなくていい。
「はじめての製品だからちょっと抵抗あったけど、これなら」
施工された方は必ずこうした反応を示す。
京都宝ヶ池建材でいよいよ初出荷。
これから京都の地面も透水性コンクリートが普及することだろう。
製造者と、施工者の協調。
今日もそんな協調が日本中で花開いている。
日本の地面を取り戻せ。
生コンでいいこと。
宮本充也