2019/09/15
「あなたが選んだ生コンは世界一カッコいい」工場見学受付中
「ぜひ長岡生コンクリートで働きたい」。伊豆総合高校工業科3年瀬戸陵雅さんが工場見学にいらっしゃった。生コン製造に関わる工程や経営理念・取り組みを案内したところその思いはより深まったそうだ(池上さん報告)。
「ぜひ長岡生コンクリートで働きたい」
伊豆総合高校工業科3年瀬戸さん。写真はプラント最上階ターンシュートの前。
あなたが選んだ生コンという仕事。
情報革命からこっちイマイチ目立たない建設、そして生コン。
日本ではソフトバンクとかUNIQLO。
世界ではGAFA。
ITやAIの文脈でたった数年で時価総額が数千億円なんて企業が続々生まれる。
若い人たちはそんなキラキラして見える分野を志向し目指す。
生コンや建設を取り巻くニュースはロクでもない。
それは僕も自覚している。
ただ、そんな僕は生コンは世界一カッコいい仕事だと思っている。
水の次に流通する材料って生コンのことだ。
それはそのまま人々の生活にそれだけ大きなインパクトを与えているということ。
生コン以外に自然と対峙したり調和したりできる仕事ってあるだろうか。
スマホなどIT先端機器や流通・小売は人々の生活をとても豊かにした。
それらサービスはゲリラ豪雨やヒートアイランド現象に対峙できるだろうか。
生コンは自然を怒らせ災害をもたらすこともある。
一方で、人々の暮らしの根底(インフラ)を届けることだってする。
人を守り自然を毀損するだけじゃない。
自然と調和するべく水を大地に還元するインフラだって創造されている。
自動車もカッコいい。
でも、その自動車はどこの上を走ってる?
ITサービスはスマートだ。
けど、それを支えている鉄塔や埋設ケーブルは何に支えられている?
街中でお洒落な服着てお散歩は心地いい。
そんな街並みのフレームは何でできてる?
生コンは一番カッコいい。
あなたが選んだ生コンは今リニューアルを果たす。
人口爆発。
異常気象。
生態系の破壊。
水資源の枯渇。
AIやテクノロジーが進化し、人類は宇宙へ飛び出していく。
そんなシナリオもあるかもしれない。
けれど、今を前提として具体的に未来を考えた時にどの産業が目の前の問題解決に貢献できるだろう。
天然資源「水」の次に流通する材料。
立ちくらみを覚えるほど巨大なフィールドだ。
そんな産業であなたが活躍できる可能性は無限だ。
どうか好きなだけ暴れて下さい。
どんなに暴れても生コンて産業は壊れやしないから。
あなたが選んだ生コンは世界一カッコいい。
宮本充也