2016/04/29
「生コンにおけるイノベーション」
・光を透すコンクリート
・水を透し水たまりができない
・あっという間に固まる
・鉄より硬い
・ひび割れできない
etc...
最先端の革新技術はコンクリートの分野にも多々あれど、
僕は生コンにおけるイノベーションはそんなもんじゃないと思っている。
個々の技術がちょっと以前より良くなる、
または、がぜん良くなる、
というのはイノベーションではなくて、改善
僕が尊敬する安本隆晴先生が説くイノベーションとは、
「産業構造のチェンジ」
くらい大々的抜本的なものを示す。
生コンだけでなく、種々の産業構造は今出口が見えなくなっている。
富の99%を1%の大企業と国が集約し再配分する
99%の会社と70%の労働人口はついていく
この産業構造で僕たち日本は世界第1~2位といわれる経済発展を遂げ、
世界の羨望の的となった。
誰しも成功体験は簡単に捨てられない。
だから、出口の見えない経済の低迷をだらだらと続けるしかない。
今伸びている発展途上国との差はあっという間に詰められ、
やがて人口増加という強みを持たない我が国は抜き去られる。
とは、僕は思っていない。
来るべき時にイノベーションというのはやってくるからだ。
今目を向けるべき我が国のリソースは
「中小企業」
全企業の99.7%と言われ、
全労働人口の70%の受け皿となる中小企業のリソースは、
残念ながら有効活用されていない。
下請け扱いされている程度だろう。
ただ、日本の強みである、
・根性
・覚悟
・情熱
・気合い
といった精神は、中小企業の経営者または実務者は世界でも、
超一流なのではないだろうか。
経営に命かけてる
口で言うのは簡単だが、実際に命かけている経営者は、
中小企業には本当に多い。
これまでの
「大企業。正社員」
という唯一の安心・ステータスが今壊れようとしている我が国にあって、
今目を向けるべき我が国の財産は、覚悟を決めた中小企業、
・70%の労働人口の受け皿で
・99.7%の企業群である
中小企業にその力を解き放つ場を提供し、その実力をいかんなく発揮させる場
それさえできれば、
僕は我が国はまた圧倒的にぶっちぎりな経済発展をリスタートさせることができると思っています。
そして、GNN元気な生コンネットワークに僕はそのあり方をぼんやりとみています。
宮本充也