長岡生コンクリート
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2019/12/25

【教える側の当たり前は、教わる側には非日常】

【教える側の当たり前は、教わる側には非日常】

オートマ免許(AT車)から、マニュアル免許(MT車)へと限定解除をした同僚。

免許を持っていても、乗らなけりゃ上達もままならないもの。

MT車の練習がてら、2人で現場試験へと赴いた。
行きの運転は、さすがに厳しいというので、帰りの運転を交代することに。

往路、MT車の説明をしながら運転する。
「スタートは1速。で すぐに2速。勢いがついたら3速ね。で、スピードがのってきたら4速...」

そんな説明をしていたら、かつての自動車学校での光景を思い出した...
学生の時分。路上教習、教官と2人きりの車内は緊張の連続であった。

「はじめは、ローね。次、セコ。そしてサード。はい、トップ!」
なぜ教官というのは、それを数字で言ってくれないのだろう...
(→いちおう、ロー:1速、セコ:2速、サード:3速、トップ:4速のこと)

教官にとっては、当たり前の知識でも、20歳前の若者にとってはそうでもない。
その専門用語を自分の頭の中で変換するのに、コンマ数秒とはいえ時間がかかる。

しかも、手も足も別の動きをしているのだ。
同時並行処理に慣れてない、しかも緊張している若者にとって、それは酷なことであった...

得てして、教える側の当たり前は、教わる側には非日常。
本当に知識がある人には、素人にも分かる言葉で語ることを心掛けてほしい。

IMG_8926.jpg

かつて、とある試験室での会話を耳にした時のこと。

「SP、もうちょっと切りたいねぇ」
「じゃあ、刻みますか。次のバッチ、シーカケ1.75で行きましょう!」

小声で近くにいた人に聞いてみた。
「えすぴい、って何のことですか?」

「あぁ、SPね。今回、ADがSPなんですよ」(さらに、何だそりゃ⁉)
「へぇ、そうなんですかぁ」と空返事してた姿が懐かしい...

専門家は業界用語を使いがち。(それが格好いいと感じている節もある)
相手に分かる言葉で語りかけよう、と再認識するのであった。

教官「セコ」(はい!)カコン
教官「サード」(はい!)カココン

教官「はい、トップ」(はい!)スコン
教官「ハイトップ<5速のこと>」(はい?)

(えっなに?トップ入ってるよ⁉)
教官「だから、ハイトップ!」「はいっ!トップです!」


そんなやりとり、していたなぁ......
(→いちおう、「ハイトップ」とは5速のことです)

NR試験室 二見

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士