2020/02/05
【お断り たった一本 致命傷】
「長岡さんは予定も何とか入れてくれるし、
試験も調整して来てくれるからありがたいよ」
土木の固練り現場。このところ毎日出荷するようになった。
スランプ試験の傍らで、監督がボソリともらした言葉。
「ありがとうございます!」そう言ってもらえると正直嬉しい。
「可能な限り、要望に応えられるよう、いつも準備しています」
実はこの現場、ちょっと前までは別のプラントから出荷されていた。
それを見ていたからこそ、なぜそうなったのかも気にもなっていた。
「○○生コンさんはさ、予定が入らなくてね...
断られたから、長岡さんにお願いするようにしたんだよ」
なるほど、なるほど。
とても光栄な話だが、これって諸刃の剣。
うちだってどうしても予定が入らない時は、
ズラしてもらったり、お断りせざるを得ない時だってある。
今は評価してもらえてるが、逆のことだって大いにあり得る。
まして、お得意様の要望だったら、なおのこと...
担当者のさじ加減で発注プラントが容易に変わるという現実。
誠意をもって、表裏のない対応が求められるところでしょう。
実際身近な例、コンビニ店員の対応が悪いからと、
最寄よりも一軒先の店を選ぶことなど、よく聞く話。
コンビニやファミレスだって、笑顔で元気な接客の方が心地好い。
(接客が終わると仏頂面に戻る、マニュアル店員もいるが、それもプロの証?)
お断り たった一本 致命傷
どこでも誰にでも通じるマニュアルなど存在しない。
相手に不快感を与えない対応こそが、求められるところ。
NR試験室 二見