2020/03/04
【無事に還ってくるまでがミッション・現場代行試験】
「トラブル」はいつも突然やってくる。
いや、「突然」やってくるものを「トラブル」という。
現場代行試験。
いつもの如く、道具を積み込み現場へと向かう。
・スランプコーン一式
・エアメーター一式
・供試体採取一式、などなど。
いざ、現場で試験を実施していると...
スコン、スコン、スコン...
エアメーターの調子がおかしい。
スコン、スコン、スコン、スコン...
あれっ?空気が入らないぞ。
スコン、スコン、スコン、スコン、スコン、スコン...
この試験器具。圧縮空気を機器内に密閉して測定を行う。
なのに、その空気を圧縮できない事態が現れた⁉
自転車の空気入れで考えると分かりやすい。
ピストンをシュコンシュコン押しても手応えがないあの感じ...
はてさてどうしたものかと策を練る。
think think think...(ジョン・マクレーンの如く考える)
立ち合い者が来るまでの数分間。脳内がこれでもかと高速回転...
そうか、こうすれば計れるんじゃないか!
無事にその場は収めて、プラントへと帰還する。
代行試験は、無事に還ってくるまでがミッション。
プラントでメンテナンスをしてみると、
「あぁ、パッキンの劣化だねぇ...」と、原因が判明。
「よくこれで計ってこれたね?」
「えぇ!○○を◆◆したら、何とか作動しましたよ」「おぉ、なるほど~!」
パッキンも交換して、無事に修理も完了。
ミッション・コンプリート!
日頃の様々な業務にも、マシントラブルはついて回る。
「トラブル」の際には、いかに冷静な判断をして行動できるか。そこが肝となる。
かの宇宙船、<アポロ13号>だって、大きなトラブルを乗り越えて帰還した。
無事に還ってくるまでがミッション!
いつも「突然」やってくる「問題」を、「トラブル」と呼ぶ。
そんなもの、無いに越したことはない。
そう、それがただの「問題」だけであれば、
大した話題ともならない、というのが実際のところ。
NR試験室 二見