長岡生コンクリート
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2020/06/01

【あっちを立てれば、こっちが転ぶ・トレードオフではない関係】

【あっちを立てれば、こっちが転ぶ・トレードオフではない関係】

「たぶん、0.7m3で足りるんだよねぇ」
生コン注文・予約の連絡は、事務所に電話がかかってくる。

「日時」「現場名」「配合」、はもちろんのこと、
その「数量」も、細かく指定される項目のひとつ。

「0.5m3だと心許ない...、でも 1.0m3だと多過ぎるんだよねぇ」
型枠容積の計算をしてみた結果、0.7m3に決めたという。

さて、生コン車での配達は、0.5m3以上が条件となる。
(0.5m3以上の注文は、0.1m3刻みで、製造できる)

工場渡しの場合は、0.3m3以上。
(同じく0.1m3刻み。ダンプで取りに来られる方が多い)

IMG_8658.jpg

「承知しました。0.7m3ですね。
 1.0m3以下だと、JISが付きませんけど大丈夫ですか?」

重ねて気をつけておきたいのが、
その生コンが、「JIS製品」なのか、否か。

当工場では、1.0m3以上の生コンに、
「JISマーク」を付けることができる。

会話のつづき。
「あ、そうだった!それなら、1.0m3でお願いします!」

あまりにシビアな計算をして、
ちょっと足りないというのが一番つらいところ...

現場はもちろんのこと、
プラントにだって、いいことなんて何もない。

あと0.1m3くらいで、足りるところを、

・最低配達数量で、0.3m3以上になる
・JIS製品ならば、1.0m3以上になる
・製品の9割が、不要物として戻ってくる、などなど。

「施工」と「製造」
お互いの関係は、<トレードオフ>ではありません。


NR試験室 二見

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士