長岡生コンクリート
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2020/06/20

【静岡】「ヨルナマ、夜の生コン。生コン工場もアスファルトの向こうを張って頑張ってます」

【静岡】「ヨルナマ、夜の生コン。生コン工場もアスファルトの向こうを張って頑張ってます」

アスファルトプラントは夜開けるのが当たり前。地味なことだけど、95(アスファルト):5(コンクリート)と大きく水を開けられている舗装シェアの理由は「生コン屋さんが夜開いてないから」とも言える。低迷する市場で活路を見出すためには。「ヨルナマ、夜の生コン。生コン工場もアスファルトの向こうを張って頑張ってます」(なみさん報告)。



産業が発展するための条件「夜の生コン」

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働き方改革。

ライフワークバランス。

昔と違って根性で仕事するのは流行らない。

もちろん、それはわかる。

ただ、「水の次に流通する材料」と言われる生コンはあらゆる場面で必要とされる基礎資材。

水、電気、そして生コン。

その生コンは「雨の日には施工できない」という運命を背負っている。

「他産業のように土曜日も休みにしよう」

よくされる議論だ。

ただ、今の時期のように梅雨ともなれば「生コン施工できる日が限られる」。

ギリギリの調整をしている建設現場に対して僕たちは「土曜日なんで休みます」そう言えるだろうか。

ましてや、「夜は大変なのでしません」とは僕にはとても言えない。


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鉄道駅舎の増設は電車が走っていない夜間帯にしか工事できない。

打設終了時間は深夜3時を回っていたようだ。

メッセンジャーグループで「瀬戸さんで終了」という報告が共有される。

こういう人たちがいなければ昼間の当たり前の景色は成立しない。



夜はその分割り増しをいただけばいい。働いたら昼間休みを取ればいい。休日出勤なら平日雨の日に休めばいい。

生コンもビジネス。

ビジネスとは市場と顧客を創造すること。

市場と顧客から逆算して自分たちの姿を変える必要がある。

生コン産業は72年目を迎えている。

いつしか市場と顧客にとっての手段であった僕たち産業は目的化し自分たちの都合を押し付けるようになってしまった。

2億m3とも言われたピークは過去のもので、今は人口半減社会に向けてさらなる低落を見通している。

「1時間半(荷下ろしまでの規格ルール)とカルテルで守られている」

だからといって僕たちはこれまでを踏襲すべきなのだろうか。

先進諸国に見る割合とは程遠い「たった5%」しかシェアを取れていない舗装という分野。

そこを新しい市場として開拓するためには「夜は大変なのでしません」ということはできない。

市場と顧客の求めに応じる必要がある。


働き方改革。

もっともだ。

ただ、コロナでわかったように、働き方は自由意思で決められる。

満員電車に揺られることは仕事じゃない。

仕事とは価値を生み出し市場と顧客に届けることだ。

夜に生コンを出荷する。

市場と顧客が求める仕事が夜の生コンなら僕たちはそれを行う義務がある。

「9時〜5時に働きましょう」

は誰かが決めた勝手なルールだ。

働くルールは自分で設定しよう。

全ては自分で決められる。

そんな当たり前の働き方が普及すればきっともっといい産業になるはずだ。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士