2020/09/24
【ゼネコン教育担当のボヤキ】
同敷地内・同工事名・ゼネコンは別。
公共工事の場合、そんな現場が、時おり存在する。
生コンプラントとしては、どちらも同じお得意さま。
特段、異なる対応をすることもない。
生コンは誰に対しても平等。
時間が経てば固まるし、粗末な扱いをすればへそを曲げる。
ところが、ゼネコンは各社カラーが異なるのが常。
人に優しい一面もあれば、環境に配慮した一面、業者に厳しい一面などなど多種多様。
同現場で別ゼネコンを見ていると、どうしたって見えてくるその違い。
それはもう<社風>であって、<善い悪い>の話しではない...
とあるゼネコンの教育担当の話。
女性の職員を積極的に活用しているこの会社。
生コン打設の合間に、ボソリとつぶやく。
「女の子はよく働くよ」
「教えるとのみ込みも早いしね」
なるほど、それは素晴らしい!
話は続く。
「でもね、女の子を育てても大体が8年周期で辞めてしまう」
教育担当が、遠い目で空を仰ぐ。
「○○も、◇◇も、△△も...」
「◇◇なんて、10年だよ。
10年経って、やっと使いもんになったと思ったら辞めちゃったよ...」
「いつか返ってきますよ、きっと」返す言葉にも迷う。
「鮭だって、鰻だって、元いた所に戻ってくるって言うじゃないですか!」
そんな思い付きの台詞も、掛けられないくらい暗い表情をしていました。
(とはいえ、生コン職員の辞め方よりも、いくぶんマシではないでしょうか...)
NR試験室 二見