長岡生コンクリート
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2016/05/24

「詐欺師だらけの新規事業と本当に大切なこと」

「詐欺師だらけの新規事業と本当に大切なこと」

僕のこれまでの仕事人生で、特徴があり人に伝える価値がある、

そのように思っている(間違っているかもしれない)のは、

「建設・生コン系新規事業への挑戦の経験」

 

平成17年頃25〜6歳だった頃の僕の関心事は、

「このまま生コンだけの売上では弱すぎる」

という危機感と、

「この有り余る若さと情熱をぶつける対象が欲しい」

に要約することができる。

若気の至りというやつで、危うく漫画喫茶などのようなものを考えたりもしたが、

物の本では解説がある通り、漫画喫茶などは、

「生コン本業とのシナジーがまるでない」

ため、やらなくて本当に良かったなあと、今では思っている。

まあ、やっててもも、それはそれでなんとかなってたかもしれないが。

 

さて、そんな僕が新規事業に取り組む際に大切にしていたこと、

・本業との相乗効果が得られる関連事業であること

・イニシャルコスト(最初にかかる費用)→新規設備投資や高額な契約金がないこと

・つまり、今ある経営資源が有効活用できるような対象

などをぼんやりとイメージしていた。

そして、これまで、正確に数えたことはないけれど、

概ね30以上の新規事業に取り組んできて、

結果残っているものは4つ、

この先どうなるかわからないが、常に育てているのは3〜4つの可能性、

となっている。

つまり、ほとんどが芽が出ず失敗するのが新規事業であって、

上記3点にばっちりはまって、「こりゃいける、うはうはだ」と思っても、

思い切りこけることが多々ある。

何故だろうか?

 

経験ある方はよくご存知の通り、

「新規事業を勧める人たちのほとんどは無意識な詐欺師」

しかも、無意識なだけにタチが悪く、

本人はそれこそ善意で真剣に勧めてくる。

セルフセッティングということばがあるが、恐らく当の本人は、

「本当に素晴らしいもの」

だと思って、提案しているものだ。

僕はこの手の人たちに軽く10人以上ははまっている。

そして、中には立ち直れないくらい痛い思いをしたのも一度や二度ではない。

悪いことに、こちとら「新規事業にすがる」思いでいるわけだから、

怪しいことだらけで、やればやるほどちぐはぐで、矛盾だらけなのに、

「きっと正しいはず」

という心理状態に陥っていくのだ。

そして、少しずつ損益が増えていく。

しかも、抜けられないのだ。

はまったことはないが、 まるで飲み屋の姉ちゃんにはまっていくようなものかもしれない。

「この人はきっと正しいことを言っている」

と、すがりつき取り組むものだから、非常に怖い。

そして、気づくと、いつのまにか、その人はいなくなっている。

何もなかったかのように、いなくなってしまうのだ。

あれ?ソーラー事業に転身してる?みたいな・・・

 

さて、新規事業をやるにあたって、いくつかコツになるようなものはあるだろう。

上にあげたものの他に、大切なエッセンスはいくらでもある。

ただ、コツはコツで大切かもしれないが、

全てではない

今の僕の新規事業に取り組む際の最も大切にしていることは、

「僕がやる理由がちゃんとあるかどうか」

世の中にはなにやら怪しい、意味のわからないように見える沢山の人たちがいて、

彼らみんなは生きるために必死だし、もしかしたら本気で社会貢献しようとしているかもしれない。

ただ、そうした数多の人たちに振り回されないためには、やっぱり

「僕がやる理由」

が最大の動機付けなのだと感じている。

 

・お金儲け

・地位や名誉

・エキサイティングな経験

 

新規事業に対しての動機付け、

上記の他にもいくらでもあるかもしれないが、

「僕にしかできない理由」

があるからこそ、実りある仕事につながっていく。

僕が此の世にいたからこそ、その景色が広がる。

そんな経験を仕事を通してできるなんて、とても幸福です。

これから新規事業に取り組もうとしている人がもしかいたら、

僕はそんな人と共に「僕たちにしかできない仕事」をしたいと思っている。

 

宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士