2020/11/21
「小さなコツの専門家 野澤卓央の《こつ塾》に参加しました」自己啓発・研修
野澤卓央さんが主宰するコツ塾に参加した。髪の毛を切りに行ったり、薬をもらいに病院を訪ねたり、ゴルフの打ち放しに行ったり。フィジカルな目に見えることのケアは誰もがするけど、思考や感情、心のケアってあんまりやらない。コツ塾について。
思考や感情、心のケア《コツ塾》について
https://chiisanakotsu.com/index.html
(コツ塾公式HPより)
家庭も、職場も、学校も、地域コミュニティも、人と人とのつながり。
僕は自己啓発が個人的に好きで心理学系のものや、経営関連の本を読み倒したり、一時期はその手のセミナーに足繁く参加したりなどしていた。
毎日のルーティーンとしてはブログをこうして毎日3本書いたり(もう5年になる)。
名著「7つの習慣」などは、7回日本語で読了したあと、3回原文(英語)で読んだ。
最近では「ティール組織」を10回日本語で読了した。
ドラッカーなどは常にバッグに入れておき、必ず1章は毎日読むようにしている。
我ながらスーパー自己啓発野郎だ。
片岡鶴太郎か宮本充也かを自認している。
そんな僕だとしても、相当に気をつけなければ、思考や感情、心のことをなおざりにしてしまう。
振り返れば僕だけじゃなく身近な人や関わる多くの人たちは子供の頃から教育という名の元において序列で判定・評価されてきた。
主要5科目の合計点は何点で、偏差値はどうか。
偏差値でクラス分けされ、それはさながらその人の人間性を序列しているかのようだった。
(なお、茂木健一郎氏によれば教育に偏差値を導入しているのは日本だけだそうだ)。
あいつは、足が速い。
あいつは、英語ができる。
俺にはその才能がない。
俺には価値がない。
序列は人と人を分断し孤立させてきた。
序列は「レッテル」と言い換えることもできるのかもしれない。
父親として。
経営者として。
母として。
女性として。
妻として。
こうしたasが本来のその人の価値を押し込め抑圧し本当の自分ではない誰か他人の仮面を被ることを強要する。
冷静に考えると実に破滅的な慣習だ。
コツ塾エッセンシャル講座参加。
人によって好き嫌いのある分野だということを僕は自覚しているから単に紹介するだけにとどめる。
会社の仲間や身近な人にも誘うことはしない。
自分が受けたいから受けるだけ。
みんなフィジカルは気にするけど、メンタルってそんなにケアしてないと思う。
歯が痛ければ、歯医者に行く。
そんな当たり前のことは容認される。
マシになったとはいえまだまだ日本では、「心が疲れたから精神科に行く」みたいなことは一般ではないと思う。
通常の生活の中に思考や感情、心のケアの慣習が組み込まれていないのだ。
今回で2回目の参加だったが、自分ももちろん、他人の環境や悩みやその問題に対して彼らがどう感じどのような意見を持っているのか。
そもそも、なぜ、その人はそれを問題として捉えているのか。
無意識に即物的に反応してしまってはいないだろうか。
卓ちゃん(野澤卓央さん)の暖かいファシリテーションで参加者は安心して心を開く。
なぜ、辛いと思っているのか。
意識の奥底にはそれを問題と捉えてしまう何か理由があるのではないか。
深く深く内省する時間。
夜の7時から9時半までのんびりと淀みなく進んでいく。
誰もが「〜〜でなければならない」といつしかはめられたフレームの中で苦しんでいる。
生まれてきた子供は物心がつくまでにおよそ60,000回「だめよ」「いけません」と言われるそうだ。
学校に入ってからも、基本は減点方式、偏差値で評価されてきた。
「男の子らしく」
「女の子らしく」
自分が決める評価じゃない、知らない誰かが勝手に正しいと思っている評価というやつに縛られ矯正されて成長してきた。
学校を晴れて卒業する頃には工業製品のように個性の全くない大人のいっちょあがりだ。
本当の自分ではない他人の仮面をかぶって、外部からの評価に無理して合わせ、本当にやりたいことではないことをやって、他人(とは言っても、誰のことかすらもわからなくなってしまっている)に認められることを求める。
そして、それができないことに悩み苦しむ。
できたときには褒められて、嬉しいから、もっとそれを求める。
できて嬉しいか、できずに苦しむか。
終わりのない地獄。
コツ塾に行けば何かが手に入ります、なんて言いたいわけじゃない。
どんなことでも道は他人じゃなく本人が拓くものだ。
どんなきっかけでも構わない。
フィジカルにケアすることはあっても、疎かになりがちなメンタルのケア。
自分の感情のスタート地点を知る。
楽になる。
「小さなコツの専門家 野澤卓央の《コツ塾》に参加しました」。
とてもいい時間を過ごすことができました。
また、肩肘張らずに参加させてもらいます。
ご紹介いただいたまぁこさん、そしてあきちゃんありがとう。
宮本充也