長岡生コンクリート
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2022/09/03

#世界一有名な半島 「地場産業生コン工場がハブとなってこれまでになかった循環を生み出す」

#世界一有名な半島 「地場産業生コン工場がハブとなってこれまでになかった循環を生み出す」

生コンを天職として20年以上経過したがようやく社会における生コン工場の意義を自覚し始めた。生コンクリートは「水の次に流通する材料」とも言われ、インフラの基礎を提供している、一般にはあまり馴染みのない存在。だからこそできる貢献がある。



【なまらん】飲食店チラシ裏に活用

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宮本充也  様

 

地道な活動に、感謝します。

同時に、商工会・観光協会の活動が不十分とのご指摘と、捉えています。

地域密着の仕事をしている事業者の思いを、更に具現化する方策を模索します。

引き続き、頑張ってください。


地元伊豆の国市の建設をリードする土屋建設の土屋龍太郎社長より直々にお知らせいただき、激励までいただいた。

地元愛が服を着て歩いているような方だ。

目立とうとするでもなく常に地域が発展するには何が必要かを理論的に考えそれを組織的に実行に移す。

いわば、地元の親分。

この度も暖かいお声がけと激励誠にありがとうございます。

生コン工場だからこそできる貢献

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「生コン屋さんの町おこしとか地域貢献なら誰かに足引っ張られることがない」

今回の新聞記事は以前当社らで勝手に製作していた「なまらん」を地元飲食店だるま(寿司)が自社のメニューを載せたprチラシの裏側に利用したもの。

以前から地元旅館から地域の飲食店(徒歩圏内)をまとめたマップのようなもののニーズを女将は聞いていた。

そういえばアリそうでナイ。

仮にだるまという一飲食店の立場でグルメマップを作ったとしてそれは果たして誰かの共感を得ることができるだろうか。

およそ、他所の飲食店からすればどんなに真摯に作っても「我田引水」と揶揄されるのがオチ。

そこで、「なまらん」が目に止まった。

「生コン屋さんが勝手に紹介しているグルメマップに相乗りすれば角が立つこともあるまい」

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左・サマヒル奥川さん、右・エクスショップ加島さん。

こちらはなまらん創刊の際に取り上げてもらった伊豆日日新聞の記事だ。

「循環」は元々「生コン」のお家芸

プロジェクト「世界一有名な半島」でこれまでも数多く紹介してきた生コン固有の貢献。

「循環」

それは多分に工業的視点で語られることが多い。

例えば、発電に付随して発生するフライアッシュという副産物はSCM(Supplimentary Cementious Materials)としてセメントの代わりに用いられている。

あるいは、製鋼の過程で発生するこちらも同じく高炉スラグ微粉末も。

他産業で発生する副産物を未利用資源として捉え自産業に循環させる。

あるいは、当サイトの2大テーマの1である「残コン」も最終処分場で埋め立てるのではなく新し製品(骨材、混和材)として生コンに実装し循環させている。

資源循環の有用性が叫ばれる現代生コンクリートは「スクラップアンドビルド」から「クローズドループ」へとその役割を変化させてきた。

そんな産業に身を置き20年以上が経過し少しずつ自分達の役割についての感覚が研ぎ澄まされてきた。

資源だけではなく経済循環のハブになれる

女将の着想に全てが集約している。

「生コン屋さんが勝手に紹介しているグルメマップに相乗りすれば角が立つこともあるまい」

生コン工場は地域に根を下ろした泣いても笑っても地場産業。

お金儲けができそうな他の地域に容易に足を生やして向かうことは許されない。

それでいて、インフラという普段人々にそのサービスを意識されにくい位置付けでもある。

生コン屋風情が何か目立つことをしても誰の目にも止まらないし、足を引っ張られる心配もない。

なぜって、生コン工場の試みは誰かの既得権益を脅かすわけでもなく、雨にも負けずに出てくるデクノボウのように「褒められもせず、苦にもされず」がその立ち位置と言っていい。

要は、一挙手一投足が誰かの都合やご機嫌を損ねたりしない。

どこかの飲食店やホテルのように目立つことで他の誰かのやっかみを買いにくい。

だからこそ資源循環だけでなく経済循環のハブにもなりやすい。

#世界一有名な半島

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【伊豆】《市長訪問》「世界一有名な半島」 創発で描かれるストーリーが始まっている #4

現在プロジェクト「世界一有名な半島」にジョインする地元事業者はますます増えている。

また、今回だるまの女将の紹介で取材してくださった伊豆日日新聞の水口記者は #世界一有名な半島 にも強く関心を寄せてくれた。

地元を想うすべての人たちが安心して参画できるプラットフォームとしていわゆる生コン事業者をハブとして形成されたプロジェクト。

それはすでに市長訪問を果たし伊豆の国市と包括的な契約を進め市内の市・県・国らが管理するインフラに先端技術を実験的に実装していくという取り組みが端緒となっている。

その創発的な動きを地元メディア伊豆日日新聞が継続的に取材する。

こうした循環は何も伊豆の国市だけに限定されたものでなく、「道」を通じてつながる他の地域でも十分再現性のあるモデルに発展する。

#世界一有名な半島

ここに住む誰もの反論が寄せられることのない壮大な夢に向かった創発はドキュメンタリーとして記録され地域内外の人々の関心を集める。

資源循環、経済循環、クローズドループ、SDGs、カーボンニュートラル。

口だけではない実際の生身の人々の活動そのこと自体が目的にもなりうるだろうし、またその末に生まれる成果は地域内外すべての人にとって有益なものとなるはずだ。

生コン屋に生まれてよかった。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士