2016/07/09
「工場長という職業」
どの職種・会社でも経営者は夢を語らなくてはならないと思う。
わくわくするような夢。
組織の中にいるみんなが興奮していてもたってもいられないような。
そうゆうのがなければ、ただ単に生活のためなら、組織は低迷する。
だから、経営者は夢を語る。
今日はGNNワークショップ第2期の特別な取り組みとなる、
「工場長大会」
GNNワークショップメンバーから、今回は普段出席することのない、
工場長
をお招きし、
・自己紹介
・職務内容
・最優先テーマ
・目標と達成するための具体的な計画
の他に、
・安全への取り組み
・人材採用他
・製品安定供給のための方法論
・組合や近隣工場との関係構築
・資材仕入先会社との連携
などについて深い議論を行っている。
普段工場を守っている「工場長」はなかなか外に出られない。
経営者は夢を語るが、工場長は、
・実際に形にする
・現実に起こる様々な問題を解決する
・経営者の夢に付き合う
・社員の安全を守る
・安定品質を確保する
etc...
実務者であり、夢は夢として念頭に置きながらも、語る内容はとても現実的で厳しい。
僕にも言えることだけれど、
経営者はあっち行ったりこっち行ったりして、いろいろな面白そうなもんをみっけてきて、
「やろう♪」
と、むちゃぶり爆弾を落とすだけ。
爆弾を落とされてから工場長は「すべて」を担当する。
見たくないものや、臭いものに蓋をすることはできず、
工場の中のすべてに対して責任を持つ。
理屈じゃなくそれらすべてをこなさなくてはならない。
そんな待ったなしの環境の中で、金沢生コンの苗代工場工場長から、
こんなフレームワークが示された。
・第1領域→重要度が高い 緊急度が高い
・第2領域→重要度が高い 緊急度が低い
・第3領域→重要度が低い 緊急度が高い
・第4領域→重要度が低い 緊急度が低い
※Stephen R Covey著「7つの習慣」
経営者の無茶ブリや従業員の謀反など、
とにかく変化に富むモグラたたきのような職種、
工場長業にあって、第2領域、
「緊急ではないが、重要度が高い」
ことに時間を割くことが重要だとおっしゃった。
誤解を恐れずに言えば、
経営者にはいっぱい時間がある
ので、勉強しに行くことは結構用意。
でも、本当に勉強しなくてはならないのは、工場長なのかもしれない。
サンドバック
のように嵐のような出来事に襲われるという現実
受動的にそれらに対して翻弄されるのではなくて、
創造的に工場長が夢に対してコミットできるようにしたい。
GNN工場長ネットワーク
を設定して、創造的な仕事ができるような機会を提供したい。
というよりも、夢を語る人の義務だと思う。
当社は柳川さんが工場長。
いつも大変大変ご厄介になっています。
多くのむちゃぶりを放り込んでいます。
この場をお借りしてお詫びいたします。
みんなで夢のステージ、山に登りたいから。
まずは、工場長に最高に輝いてもらいたいと思う。
宮本充也