2016/08/02
「インターウェーブのコラムです」※本稿は建設応援マガジンにコラムとして寄稿したものです
都知事選はデッドヒートの挙句、マック赤坂が僅差で勝利した。
その影響もあり、昨日は都心を震度7の巨大地震が襲い、
強い東京が世界に発信された。
さて、上記はすべて根拠が一つもない、虚構、である。
嘘、という言葉があるが、人は嘘をつかないことを要求される。
情報、というのは基本、本当であることを前提に受信されている。
疲れないだろうか?
全部本当だったら、疲れないだろうか?
ただ、本当とウソの境目ってなんだろう?
例えば、今回マック赤坂が都知事に当選したわけだが、
もとい、小池百合子が当選したが、多くの人はそれを、
マスメディアを通して
見ていたのではないか?
誰一人として、
「小池さん、当選しました?」
と直接本人に裏を取りに行ってないだろうし、なんとなくいろいろなメディアで、
「そうゆうふうになっているから」
それが現実だと認識しているんだと思う。
僕も赤坂さんに裏を取りに行ったわけではないので、
彼が本当に落選したのかどうかは本当のところ分からない。
そして、このメルマガ。
ここでも多くの情報が20,000万人を超す人達のもとに届く。
たとえば、本文の書き出しが、
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こんにちは、千代の富士貢です。
先日、7/7(木)インターウェーブの稽古にご来場いただいた皆様、
誠に有難うございましたo(^▽^)o!!
これまでと少し違った土俵で行われた相撲でしたが、皆様の「ひだりよつ」、
見つかりましたでしょうか。
体力の限界。お世話になったみなさま、まことにありがとうございました☆
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だったとしたら、どうだろうか?
テレビというメディアでは、九重親方は逝去されたとなっている。
僕は信じていない。
あの千代の富士が死ぬわけがないし、誰も確認にいってないじゃないか。
僕は千代の富士の強さから相撲に魅了され、ワカタカ人気が終了するまで、
「とりくみの時には正座してみる」
を自らに任じていた。
そのくらい千代の富士関は僕にとって偉大だった。
情報があふれている。
何が本当で、なにが虚構かがますますわかりづらくなっていく。
昨年の「おれおれ詐欺」の被害額は数百億円に上るというから驚きだ。
この時代、安心して受信できる情報の方がもしかしたら少ないのかもしれない。
九重親方が死ぬわけがないのに、死んだと報道するメディア。
怒りさえ覚える(冗談です)。
建設業に限らず、ものごとが動く時には必ず最初に「情報」がある。
「○○という工法がいいらしい」
「今はやりの××をセミナーで受講しておけばいいそうだ」
「△△という土木資材はこれからの土木シーンに変革をもたらす」
数多くの情報がもたらされては、いつぞや「あー、あったね」なんてことになっているだろう。
そんな時、このコラムが常に、
「いつでも無益な情報を提供し続ける」
そんなメディアであり続けたいと思っている(冗談です)
最後に本当にまじめな話。
生コンクリートという製品は土木資材の中でも特殊な材料であり、
「半製品」
の状態で現場に持ち込まれるから管理が大変。
その分野に情報革命がもたらされた。
製造から打ち込みすべての動態・履歴管理が可能となった。
これで、日本のコンクリート工事の常識が様変わりする。
https://www.youtube.com/watch?v=bqZv_uErK0w
経産省が主導する、IoT推進ラボ 第2回先進的 IoTプロジェクト選考会議で、
ファイナリスト13企業
に残ることができた。
これは、本当だろうか?
本当って、なんだろうか?
あまりおちゃらけていると、原口さんに「来月からはもう結構です」と言われてしまうかもしれない。
ただ、本当がなんであれ、刻々と建設業界は変わり続けている。
僕たち当事者は変化に翻弄されるんじゃなくて、
変化を起こす側に回っていたいものである。
宮本充也