2016/05/27
「祝月間PV数10,000回突破」生コン屋のIT戦略
月間PV数10000回突破
4ヶ月ほど前だったろうか。
「当社はIT戦略に力を入れる」
と宣言し、当社職員小松さんを頭に、全社で走ってきた。
1年くらいかけて月間PV(ページビュー数)10000とかなったら、
BtoC(コンシューマ向けサービス)でもすごいことだから、
そこを目指して登り始めよう、ということで現在にいたる。
登ったことのない山だったし、途中なにがあるか全くわからない、
それこそ手探りの進捗だったが、
・更新頻度
・コンテンツ力
という基本を念頭において、小松さんをはじめとする主に営業セクションのみんなと、
Power8山本社長の指導のもと、なんとかPV数10000回を達成することができた。
因みに、PV以外のパラメーターを紹介すると、
・セッション数→4922回
・ユーザ→2840人
・直帰率→72%
となっている。
となっている、という感じで淡々と読み進めてしまうところだが、
「一月に3000人近い延べではない人々が実店舗にくる」
ことを想像すれば実感が湧いてくると思う。
3000人うちの事務所の2階に来たら、
確実に床が抜けます。
そのくらい大勢の方々が生コン屋のサイトに訪れている。
1ヶ月少し前に「生コン」と検索した場合の順位で全生(生コンの連合会)を抜き去ります、
そう豪語して気づいたのが「パーソナライズド検索」という検索エンジンの機能で、
今や検索する個人の
・趣味嗜好
・性別
・購買履歴
・住んでいる場所
などの各種属性を踏まえた検索順位になってしまうため、
純粋検索ランキングというのはもはやないことにも気づいた。
僕の検索順位でいうと、現在に全生に次ぐ第2位となっていて、
先日ビジネスパートナー山口土木松尾さんの結果だと、11位にまでランクインしているという。
確実に成果が上がってきている。
これまで縦の脈で価値の発信に制限が多かった、
僕たち生コン工場
たしかに、使う人の大半は業界の専門家であって、
一般人がこまごまとしたところまで理解する必要はなく、
そのために消費者保護の観点からJIS規格が整備され、
僕たち生コン工場はとにかくそのルールに従順に従うことを要求されてきた。
人口減少に転じ、経済成長はマイナス、島国はグローバル社会に望んでいる。
そんな中、誰も足を踏み入れたことのなかったインターネットの世界。
広く全ての人たちに、
「水の次に流通する材料」→生コン
の価値を発信して、ひいては適正な評価を得て、対価を得る。
ピラミッドの最下層にいた僕たち中小零細企業にとって、
今の時代は明らかにチャンスだ。
床が抜けてしまうくらい大勢の人が押し寄せたとしても、
床が抜けるどころか、運命の出会いにつながっていくのだから。
もちろん、いい人ばかりではないし、悪意ある人だっているだろう。
ただ、そうした不安に目を背けることなく、
自分たちがやっていることに自信を持って、
僕たちの価値を発信する過程で、多くの付加価値が生み出されていきます。
PV10000回の節目に、僕は新しい生コン業をイメージしています。
宮本充也