2020/10/26
【型枠転用回数の決め手・tetrapod-7】
「これ、脱型は簡単に出来るんですか?」
「割とね。そのために、剥離剤は念入りに塗ってるよ」
テトラポッドの型枠はリース品。
転用回数が多いほど、その費用は圧縮できます。
その決め手となるのが、施工サイクル。
<打設→型枠脱型→型枠清掃→型枠組立>
この一連の作業を、効率よく回すために、
製作現場では、様々な段取りをしています。
<打設エリア→養生エリア→脱型・組立てエリア>
製作スペースをエリア分けして、それぞれの工程を同時進行。
生コン車が到着すると、各エリアから職人が集まってきます。
生コン車は、一台で折り返す計画。
生コンを、再び運んでくるまでの間に、
他の作業を並行して行うので、またパラパラと散らばる。
その合間に、目にした光景。
このサイズの型枠だと、剥離剤の塗り方も大胆。
ペール缶にデッキブラシを突っ込んでベタベタと。
これなら速い!(と同時に、大量の剥離剤が必要になりますが...)
557個というゴールに向けて、
皆が一丸となって、テトラポッド製作にあたっていました。
NR試験室 二見